亀口:今度は粘土を使って家族の夢ということをテーマにして、ファミリーロールプレイしながら【役割としての自分の作品】を作ってみましょう。場面としては、いつもと同じ日常の風景です。
粘土が一人ずつ配られ、各自作り始めました。ロールプレイをしながら作品を作るのですが、作り始めると意識が粘土にいってしまうのでしょうか、無言になっていきます。なんとかロールプレイをしながら、作品ができあがりました。
亀口:それでは、出来上がったところから【自分がどういうつもりで作ったのか】説明してください。
「家を作りました。この父親は、婿に来たいわゆるマスオさんです。家をまとめたいという気持ちが役の上では非常に強いので家を作りました。ただ、気持ちは大きいけれど現状はまとめることができていない。たとえば今日も、どこに座っていいのか判らなかった。役割を演じながら、お母さんにまとめて欲しいという気持ちもあるのですが・・・。」(チームCの父親役)
「中学2年生のよしこちゃんです。自分のことしか考えていない。かわいい。かわいくお花が咲きたい。本当は「自分も太陽に向かって咲きたい」ということでひまわりを作りたかったんですけど、立たなかったのでチューリップにしました。ひまわりを作ることよりも、花を立体的にして立たせたい気持ちのほうが強かったです」(チームCの長女役)
「小学生の長男です。何を作っていいのかわからなかったので、粘土をちぎってました。これは、ちぎって集まってできたものですが、特に意味はありません。「作った」のではなく「できた」。会話を考えたのですが、彼は昨日から会話に違和感を持っていたのであまり会話に入れませんでした。」(チームBの長男役)
全体の作品を参加者みんなで見て、亀口先生からお話しがありました。
亀口:チームBは、母子家庭の複雑さがすごくリアルに出ています。初日のぎこちなさもそういう意味ではリアルですね。皆さん無意識に作っているということですが、共通項があって、丸だったり円だったり塊だったり。チームCは全員立体的な作品で高さがあります。パワーがあるんですね。一人ひとり個が生きている感じがします。不登校児に粘土で夢を表現させた時はこんな風にパワーがあって立体的なものは出来上がらなかったです。この粘土の作品については、技術的な面を評価するのではなく、作品に出ている気持ち〜どうしてこういうものを作ったのか〜を読み取ってあげることが重要です。作品評価ではないことをお忘れなく。
今回は粘土を使って「夢」というキーワードはありましたが、自分の作りたいものを個別で作ってもらいました。個人単位で作って、話して、お互い認め合うことができました。次は、一つのテーマに沿って、家族で分担して「家族の夢」を表現するというのをやってみましょう。合同制作です。
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| 童心に帰ったかのように、みなさん楽しそうでした。 |
自分の家族でしょうか? 人形を作っています。 |
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| 中2の長女役の方は、かわいいものとしてキティちゃんを作ります。 |
いろいろな表現方法があります。 |
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| 一つ一つに亀口先生のコメントがありました。 |
机を囲んで、作品の説明を聞きます。 |
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| 作品を展示する位置にも、個性が見られます。 |
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