| 事前にアポイントメントを取り11:00に学校を訪問すると、校長先生であるMr. McCormack
が迎えてくれた。校長室で教頭先生も交えてしばし歓談。校長先生の案内で、さっそく教室へ向かう。今回は、9th Grade(日本でいう中学3年生)の授業を見学することができた。 |
| |
|
|
学校見学に訪れた12月中旬、冬休みに入る前に、Rolling Hills Preparatory
Schoolでは、試験が行われるそうだ。
この世界史の授業では、授業の時間を試験勉強にあてており、3〜4人のグループに分かれて、ゲームをしながら知識を再確認していく形で行われていた。試験範囲内で習ったことをカードに書き、裏返して机の上に並べていく。一人ずつ、カードをめくっては答えていく。正解すれば自分のものに、間違えたら裏返して次の人へ。神経衰弱のようなゲーム形式で、知識を再確認していく。テキストを見てはいけないので、かなり悪戦苦闘しているようだった。
 |
 |
 |
| 台形のテーブルを組合わせて3〜4人のグループで座る。 |
先生が今回のゲームの説明をする。 |
ノートもテキスト(5cm位の分厚さ)も見てはいけない。 |
 |
 |
 |
| 円状に並べていくチームもあれば・・・ |
きっちりと縦横そろえて並べるグループも。 |
左のカードが答え、右が問題のカード。対になっている。 |
|
| |
|
|
教室にお邪魔すると、2次方程式の授業を行っていた。先生が「この問題できた人」と生徒に声をかけると、次々と生徒の手が上がる。私たち日本人が見学に来ているため、緊張しているのだろうか? 先生に指名された男子生徒2人は、ホワイトボードに答えを懸命に書いていた。書いている間に、使っている教科書を拝見させていただいた。
 |
 |
 |
| 答えだけを書くのではなく、解き方の過程も書いていく。 |
女子生徒のペンケース。ペンが多いのはどこの国も同じ?! |
教科書。アメリカでは、1冊の教科書を毎年毎年使いまわす。 |
|
| |
| E.S.L. (英語を母国語としない生徒のための授業) |
|
教室の中には、日本人の男子生徒(彼は父親の海外赴任に伴ってアメリカに来ているそうだ)とアジア系の男子生徒の2人で、世界地理の授業が行われていた。生徒2人に先生1人という、マンツーマンの形。
2人の机の上には教科書はない。先生も持っていない。
"Where is the capital in the Peru ?"
"Lima."
"Where is the capital in the Brazil ?"
"...Rio de Janeiro."
"No. The capital is Brasilia." |
どうやら、南米の国の名前とその首都を勉強しているようだ。生徒たちは間違えることなど気にせずにどんどん答えていく。先生は、彼らの名前を呼びかけながら質問を出している。教室内は、家庭的な雰囲気もありながら、心地よい緊張感にも包まれていた。 |

"Where is the capital in the Mexico ?"
"Mexico city."
"Good."
"Where is the capital in the Guatemala ?"
"... Guatemala city."
"Great!!."
"Where is the state's capital of Oklahoma?"
"Oklahoma city."
"Perfect !!"
"Where is the state's capital of ...Uta?"
"...Salt lake city."
"Excellent !!"
|
 |
| リラックスしつつも真剣な表情。先生は彼らの個性を尊重しながら授業を進めていく。 |
|
末尾に-city とつく「街の名前」が答えになる問題を先生が出題し、生徒たちもノリノリで答えていたのが印象的。
このE.S.L.の授業は、先生が生徒一人ひとりのレベルに合わせて授業を行うと聞いていたのだが、まったくその通りであった。生徒の答えがスムーズに出てこなくても、決してせかしたりせずに辛抱強く待ち、時にはヒントを与え、正解したら惜しげもなく誉める。生徒が問題を難しそうに感じていたら、それよりも少し簡単な問題に戻ってみたりと、臨機応変に対応していた。 |
| |
|
|
日本でいうところの理科室で授業は行われていた。横長の教室に、机が並んでいる。一つの机に生徒が2人ずつ座り、14人の生徒が授業を受けていた。今まで拝見してきた授業と違い、先生が大勢の生徒に対して教えるという講義形式の授業スタイル。
一番静かだったのもこの生物の授業だった。
 |
 |
 |
| 日本と同じ、教師対生徒の講義形式スタイル。 |
教室内では亀が飼育され、壁には海の生態系のイラストが貼られている。 |
聞こえるのは先生の声とペンの音。 |
|
| |
| |
今回、Rolling Hills Preparatory School
を訪問して、駆け足ではあったが、様々な授業スタイルを見学することができた。先生方それぞれが、科目や授業の内容・生徒のレベルに応じて、「先生から生徒へ知識を伝えていく講義形式」「マンツーマンでの対話形式」「グループで協力し合い課題を解決していくコラボレイト形式」など、その時に一番合う授業スタイルを選択して生徒たちに接していた。生徒の知識を増やし、考える力を伸ばしていく「授業スタイル」というソフトにいろいろなアイディアがされていた。
また、その時々で変化する授業スタイルに対応できるよう、移動が可能な「ホワイトボード」を使っていたり、机が組合わせに応じていろいろと変化する「台形」の形をしていたりしていた。
ソフトとハード両面にいろいろな工夫がされており、この学校の魅力が伝わる学校訪問だった。 |