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ニュージーランド・オークランド 学校見学レポート(1)

ニュージーランド・オークランドのSecondary school(中等教育の学校)を4校見学することができた。南半球にあるニュージーランドでは、2月から新年度が始まり12月に終了する。学年終了後の12月から1月は休暇となる。また、4学期制を採用しており、4月、7月、9月にそれぞれ2週間の休暇期間があるという。

ニュージーランドは、北島と南島の2島と付近の島々から構成されており、さまざまな表情を持っている。四方を海で囲まれており、南北を山脈が走り、その麓には原生林が太古の姿を見せてくれる、自然に囲まれた国である。面積は日本の本州と九州を合わせたほどの大きさである。人口は全国民あわせて約380万人。オークランドは、北島の北部に位置し、約110万人の人口を抱えるニュージーランド最大の都市であり、ニュージーランドの経済や金融の中心地になっている。

ニュージーランドはイギリス連邦加盟の独立国家で、国民人口の約70%をイギリス系をはじめとしたヨーロッパ系移民が占めている。その他、先住民のマオリ族やポリネシアン、アジア系と続く。ニュージーランドは長年に渡り外国人移民を受け入れてきたため、様々な人種の人たちが共存し、学校や街中をはじめ、いたるところで様々な文化に触れることができた。

また、ニュージーランドは自然ばかりではなく、マオリ族をはじめとする文化・歴史的遺産が色濃く残る国でもある。政府関係のWEBサイトは、英語とマオリ語が併記されていたり、訪問した学校にもマオリ語の授業があったり、マオリ文化はニュージーランドが誇る伝統として、次の若い世代に継承されているように感じた。



Glendowie College
グレンダーヴィー・カレッジ
http://www.glendowie-college.school.nz/

Glendowie Collegeは、オークランドの中心部に位置している公立の共学校。Year9(日本の中学2年生に相当)からYear13(日本の高校3年生に相当)まで約900人が通っている。ニュージーランドの標準的な規模の学校と言えるだろう。日本人をはじめ、外国人の生徒も多く、校内は国際的な雰囲気に溢れている。

今回は、Year10のSocial Study を見学することができた。Year10というのは、日本でいうと中学3年生にあたる。教室に入って驚いたのは、共学なのに男子生徒しかいないことだ。授業は選択制なので、偶然男子ばかりが集まったのかと考えたが、そうではないようである。

案内をしていただいたDirector of International StudentsのWalker先生によると、今年度より試験的に、Year9とYear10の一部の教科で男女別の授業を行っているそうだ。男女混合の授業よりも、男女別にした方が特に環境の面で良く、効果は少しずつ出ているとのことだった。特に成績が低い生徒にとってはスコアが上昇するなどの良い効果が出ているとのことである。

さて、授業はというと、教科書は一切使われず、先生手作りのプリントで進められていた。テーマは、Antarctica=南極大陸についてである。プリントには、南極大陸に関する情報が記載され、それを生徒は読みながら、問題を解いていくという授業スタイル。記載されている情報には南極大陸の、面積や気候などの地理的なものから、歴史について、南極大陸で起きている環境問題など、いろいろな視点から南極大陸について学んでいるようだった。

指導していた先生によると、Social Studyでは、時事問題も取り上げながら世界情勢を学んで、世界をより良くするためにはどうしたらよいのか、周りに貢献するにはどうしたら良いのかを考え、気付けるような授業を目指しているとのことだった。

一見すると「暗記型」の授業に見えるが、Walker先生によると、どんな授業にしろ生徒が自主的に動くことが重要で、自ら考える力を身に付けることができる授業にしているとのことだった。確かに、少しでもわからない個所があると積極的に手を挙げて質問していて、先生と生徒達の間にはコミュニケーションがある授業であった。



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