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■ 共栄学園中学校2年生では、『Kyoei&Honda最先端学習』を行っています。この1年間、『都市と人間』を大テーマに、それにつながるコミュニケーションや生命倫理といった問題を考えるために「気持ちを伝える〜手紙・電話・メール〜」、「クローン人間は是である」といった小テーマを扱ったり、途中、9月には2泊3日でツインリンクもてぎの施設を使い、『理想の都市づくり』のプレゼンテーションを行うなど、チームで学習を進めてきました。そして、最終的には身近なコミュニティーである、『お花茶屋商店街』を素材に『都市と人間』を考えていきました。
■ 『Kyoei&Honda最先端学習』の発表会は、今年で3年目の実施となります。生徒たちの通学路にもなっているお花茶屋商店街を素材として、ひとつの街がどのような要素から成り立っているのか、またそこには自分達も含め、どのように人間が関わっているのかといったことを、様々な視点から考えました。そして、ツインリンクもてぎでの『理想の都市づくり』をはじめ、この最先端学習の大テーマである『都市と人間』の集大成として、各チーム『お花茶屋商店街をもっと魅力的な街にするには?』をテーマとし、実際にお花茶屋を活性化させるための提案を取り入れたプレゼンテーションを作成しました。提案をする上で、各チーム「国際化」と「経済」という2つのキーワードを組み込むことで、単に理想を提案して終るのではなく、商店街にとって具体的・現実的な提案になるようにしました。
■ 今回の発表会では、第1部としてツインリンクもてぎで1位〜3位になったチームのプレゼンテーション、そして第2部で1年間やってきた『Kyoei&Honda最先端学習』の総まとめとなる『お花茶屋商店街の活性化』のプレゼンテーションを行います。また、第3部では、1年間を通した最先端学習の中で、最も興味を持ったテーマについて個人で書いた1200字の小論文の中から、各クラスの代表者が朗読をしました。
■ この発表会は、来年度『Kyoei&Honda最先端学習』を行う中学1年生のほか、プレゼンを行う中学2年生の保護者とお花茶屋商店街の方々を招いて、平成16年4月にできたばかりの学校の講堂で行われました。発表の前の挨拶や司会進行も生徒によって行われました。
■ 9月のもてぎでのプログラムからは半年、お花茶屋商店街のプレゼンテーションからも3ヶ月経っていたこともあり、1回目のリハーサルでは生徒達はプレゼンテーションの感覚をつかみきれず、戸惑い気味に終ってしまいました。しかし、本番の直前まで行われたリハーサルでは、1度リハーサルをしたことで、どうしたら自分達のプレゼンテーションがもっと上手くいくのだろうと考えたようで、資料を作り直したり、セリフをわかりやすく言い換えていたり、台本を見ないで発表できるようになるなど、それぞれのチームのプレゼンテーションがブラッシュアップされ、1回目のリハーサルとは一変していました。
■ いざ本番となると、第1部2部ともにどのチームも堂々とした、とても立派なプレゼンテーションを行い、会場から大きな拍手が起こりました。第1部でツインリンクもてぎでのプレゼンテーションを行ったあるチームは、ドームシティをつくり、その周辺を森にしてドームの中から二酸化炭素を排出するという、ユニークな『理想の都市』のアイデアを発表していました。第2部でのお花茶屋商店街活性化のプレゼンテーションでは、お花茶屋商店街と台湾を国際姉妹都市にして、「お花茶屋」の名前と結びつけて台湾の花やお茶を直輸入し販売するという、キーワードである「国際化」「経済」もしっかりと入ったアイデアが出されました。
■ 各クラスの代表者による小論文の朗読も、皆はっきりとした声で、しっかりと自分の考え、意見を述べる事ができました。朗読された小論文のテーマは「異文化コミュニケーションについて」「情報化社会について」など、各個人、興味・関心のあることについて書かれた小論文は、この1年間を通して行ってきた、はっきりと根拠を示すことやそのための探究といった経験がよくいかされたものでした。
■ 発表会にいらした保護者の方からは、『身近な問題に取り組み、自分たちで調べた事をよくまとめていました』『思ったり考えたことを言葉や文にして伝える難しさを体験するのはいい経験だと思います』『プレゼンテーションを行うまでのチーム内でのディスカッションの様子が見えるようでした』など、これまでの生徒達の取り組みを評価した声が多く寄せられました。
■ プレゼンテーションの最後に、お花茶屋商店街・石井会長よりコメントをいただきました。「発表の中で駐輪やお店の問題などありましたが、今後のお花茶屋商店街の活性化に向けて、若い人たちの考え、意見、感性を反映させたいと思い、現在話し合いを進めているところです。今日の発表会での内容を持ち帰ってこれからも頑張って参りたいと思います」
■ 毎日通っている『お花茶屋商店街』という身近な素材から、『都市』や未来といった大きな問題まで視野を広げることのできていたプレゼンテーションを見て、今後も様々なことに興味を持ち、たくさんのことにチャレンジしていって欲しいと感じた発表会でした。
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