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共栄学園中学校
「お花茶屋商店街」プレゼンテーション発表会
2003年2月22日(土)

《共栄大学と中学との連携について 共栄大学講師 須田 和也》
共栄大学では、地域共生活動という授業を行っています。地域とのコミュニケーションや、現場での活動を年間40時間、3年間続けることで単位を認定する新しい科目です。内容は、春日部市が主催している外国人向けの日本語教室のアドバイザーや、地区の公民館でスポーツ教室の指導アシスタントなどに参加しています。今日のプレゼンテーションの内容と地域との連携という共通点があり、LA(ラーニングアドバイザー)として共栄大学の生徒が土曜講座に参加しています。地域活性化プロジェクトを行っていくにあたり、先ほど教頭先生がお話された「生きる力」も必要だと思います。はじめの授業の時に、これだけはがんばってやりなさいと話す5つの項目があります。

1. 問題を見つける力・注意力
2. その問題点について一生懸命考える力
3. 考えた結果、実際に行動・調査
4. 行動を起こすにあたって、うまくいかない時の対策・修正
5. くり返し挑戦・継続させる力

これらのことは、中学生のみなさんにも必要なことだと思います。
《講評 埼玉地域協力研究センター長 共栄大学教授 渕本 康方》
みなさんの年代だからこそ考えられる、やわらかいフレッシュな発想でした。商店街を和風にするというアイデアがありましたが、これはおもしろいと思います。お花茶屋という名も和風ですし、古い街並もあります。緑のある、歩いていてほっとする空間もあります。かたや、大きな企業をたくさん作る考えや、国際色豊かにするアイデアなど全く違う発想もおもしろいです。
ヨーロッパの街並は、真中に王様の城があり、その城を守るため周辺に街ができました。街のはずれには監視塔が多く立ち並んでいました。日本は、空き地があるからここに家を建てようという考えで、ずるずると大きくなっていきました。だから左右対称・整理整頓されていないのです。
商店街の活性化は、マーケティングの中の大きなテーマです。みなさんには、マーケティングの眼を養って欲しいと思います。コンビニなどは、各店舗扱っている商品や並べ方が違います。お店の配置や商品の構成などもマーケティングの一貫です。
フレーバーコーヒーなどは、お花茶屋住民を対象としているのではなく、新住人対象という感じがします。アイデアとしてはどれもすばらしいでしょう。アイデアを実現するための時間、費用などは共栄大学のマーケティングで学びましょう。これからも初心を忘れずに追求してください。
《メッセージ お花茶屋商店街理事長 石井 幹夫》
発表を聞いていて、ドキッとすることがたくさんありました。みなさんの発表を心に込めて、商店街活動をしていかなければと思いました。国際化については、我々は自分たちの生活の面しか見ていませんでしたが、外部から人を入れることも必要だと感じました。
先日教頭先生から、前回行われたプレゼンテーションの結果を頂きました。今日発表されていない他のチームのアイデアも拝見しました。その中で一番印象に残ったものは、3つの"努力・信念・協力"という丸があり、その丸の接点に"魅力"という文字が書いてありました。まさに今我々商店街の人間が、忘れかけているものだと思いました。努力は企業努力、信念は品物をいかにして買ってもらうか、協力は1人の力だけでは商店は成り立ちません。これらがあってこそ、魅力ある商店街が作られるのだと感激しました。みなさんの期待に応えられるような商店街を目指していこうと思います。
《土曜講座1年間を振り返って NTS教育研究所 本間 勇人》
土曜講座の授業を行うにあたり、LAをはじめとして多くの人が関わってくれました。眼に見えないところで見守ってくださった先生方もいます。夏休み前には、商店街の皆様にインタビューをするというフィールドワークも行いました。商店街の方たちの協力があったからこそ、このプログラムは成功したのです。そのフィールドワークの勉強を通して、ツインリンクもてぎでの校外学習を行いました。考えたり、発見したりということは、実際に体験しなければ分からないことがたくさんあります。チーム学習について思い悩んだこともありました。夏休みが終わり、いよいよ商店街の活性化についての学習が始まりました。このプログラムを作るうえで一番大切にしていたことは"道"です。普段みんなが歩いて通学している商店街の"道"は物を運ぶだけではありません。人が歩くだけでもありません。人と人がもっと出会い、コミュニケーションを取れば"心の道"になります。みんなにとって精神的な"道"になればと思います。

■去年7月にツインリンクもてぎで2泊3日に渡って行われた「Honda発見・体験学習〜Kyoei&Honda最先端学習〜」のビデオが上映されました。このビデオでは3日間の学習内容が紹介され、チームごとに施設を見学して考察している様子や、プレゼンテーションを行っている場面などが映っていました。また、朝早くから進んでプレゼンテーション準備をするようになった、生徒たちの成長ぶりも見ることが出来ました。

■生徒たちの姿が映し出されると、自分が映っていたのか「恥ずかしい〜」という声が聞こえてきました。「私映ってないかな〜」と自分の姿を探している生徒もいます。生徒たちはもてぎで勉強したこと、楽しかったこと、悩んだことなどを思い出しながら、ビデオに見入っていました。

《講評 本田技研工業株式会社 小林 俊哉》
「Honda発見・体験学習」を初めて一緒にやろうと提案してくださったのが、共栄学園中学校でした。私たちは、常に新しいことにチャレンジしようという思いを念頭に置いて実践しており、共栄学園中学校も常に新しい学習環境を提供していきたいという願いから、両者が手を組み実現することができました。今日の発表を見ていて、みなさんの未来の可能性が地域に根づいていることが分かりました。足元が地に着いていることが大切です。これからもがんばってください。
■本田技研工業株式会社より、生徒たちへ花束がプレゼントされました。男子生徒が花束を受け取ると、大きな拍手が起こりました。

《閉会の言葉 共栄学園中学校教頭 伊藤 裕》
今日発表した中学2年生は、男女共学の第1期生です。来年からは高校も男女共学になり、校舎をはじめ体育館や講堂なども新しく生まれ変わります。また地域社会、そしてお花茶屋の方々にいろいろな形で講座も設けたいと思い、そのための教室も用意しています。企画や催しも一緒にやっていけたらと楽しみにしています。お花茶屋があってこその共栄学園、共栄学園があってこそのお花茶屋、共に栄え、互いに共生し合って、これから先もすばらしい街づくり、学校づくりを目指していきましょう。


■発表会が終了し、生徒たちに笑顔が戻りました。何度もプレゼンテーションを行っている生徒たちですが、今回は大学の先生や、父兄、素材になったお花茶屋商店街の方たちを前に、いつもと違う雰囲気の中、緊張した生徒も多くいたようです。前回行ったプレゼンテーションの内容をもっと分かりやすく、より良いものにしようと再度話し合いを行ったチームもあったそうです。プレッシャーに負けず、自分たちの意見を相手に伝えることができたと思います。前回行った時よりも、さらに成長した生徒の姿を見ることができました。これからも自信を持って、何事にも取り組んでもらいたいと思います。

NTS教育研究所 平出桃子

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