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共栄学園中学校 最先端学習 第14回土曜講座 [3]

2003年2月26日
by 平出桃子

10:40〜11:25 リサーチ・論文作成

■ 休み時間中も作業を続ける生徒が多くいました。3時限目に入りPCルームを覗いてみると、すでに半数以上の生徒たちが、ネットを使った情報収集に取り掛かっていました。「2時間目の途中から、リサーチはじめたよ」と得意になる生徒たち。ネットで調べながらワークシートを記入していく生徒や、自分の好きな動物からテーマを選ぼうとしている生徒もいました。

■"犬も入れる公園"をテーマに論文作成を行っている生徒の様子を見に行きました。先ほどのLAと一緒に、ドッグパークについて調べています。「ドッグランのアンケートがあるよ、やってみたら」「やらないけど、良い情報があったりするかも♪」とページを開いていました。「東京23区のうち、犬用公園は4区しかないんだ。少なすぎるよ。」「公園におけるトラブルを調べて、どう改善していけばよいか考えてみたら?」とLAが助言します。公園でのマナーや、放し飼いが難しい理由などを調べ、「トラブルを無くすためには、やっぱりしつけが大切になると思うな」と生徒。一通りリサーチが終わると、早速論文を書き始めました。
■草花のホームページを見ている生徒がいました。公園に生息する草花を調べているようです。「テーマは『公園に生えている草花の役割』私の考える理想の都市は、草花が咲き乱れている街だと思うの」最近、コンクリート仕様の公園が増え、草花の咲いている公園が少なくなっていることに興味を持ったようです。「問題点は、大気汚染などで草花が生息できないこと。それを解決するためには、木々を植えてきれいな空気を作るの。もっと花壇も増やしたほうがいいね」公園に生息している草花について調べ、その草花の特徴などを調べていました。
■渋谷のゴミ問題を調べている生徒もいました。「テーマは『理想の都市』〜渋谷をきれいに〜です。」とLAが教えてくれました。「渋谷駅前が汚すぎると思う!センター街も!」「ボランティアが掃除したりしてるよね、結構きれいになったよ」とLAが言うと、「でも、結局すぐ汚くなってしまう。自分でゴミを捨てさせなければ、いつまでもゴミは減らないよ!」と自分の考えをしっかり持っているようです。「そうだ、渋谷にも"ポイ捨て禁止条例"を作ろう!」と早速"ポイ捨て禁止条例"について調べ始めました。
■教室の様子を見に戻ると、少人数の生徒が作業をしていました。ワークシートの記入が進まず、一度書いた文章をすべて消してしまった生徒もいました。LAが側について指導しますが、なかなか書き進みません。「テーマはホームレスについて書くの?」とLAが聞きます。「そうだよ」「ワークシートを全部埋めることはないから。PCルームでリサーチしながら進めようよ。」「ネット見たってホームレスのサイトなんて無いよ」と生徒。どうやら席を移動することが嫌なようです。「ボランティアの人がつくったサイトがあるかもしれないよ。一緒にPCルームへ行ってみよう!」意地を張っているのか、それとも照れているのか自分の席を動こうとしません。「でも、自分の意見を持っている生徒ですから。きっと大丈夫」とLA。生徒のことをよく理解しています。この後もLAが付いて、作業が行われました。

■11時を過ぎると、論文を書き始める生徒が増えてきました。リサーチが終わり、ワークシートにはたくさんの情報が書かれています。1時限目の論文講座でも例に挙げた"差別"をテーマにしている生徒が多く、男女差別や人種差別など、身近な問題として捕らえやすいようです。また、『理想の都市』を"田舎"と考える生徒もいます。田舎のように豊かな自然に囲まれつつ、文明を発達させた方が良いという考えのようです。最近、ニュースでも取り上げられることの多くなった"北朝鮮拉致問題"について書いている生徒も少なくありません。生徒たちにとっても印象深い問題のようです。

■3時限目も終わりが近づき、リサーチしていた生徒も、Wordを使って論文作成していた生徒も各教室へ戻り始めました。教室では、LAが次回の土曜講座のスケジュールを確認していました。「みなさん、お疲れさまです。ワークシートの記入は終わりましたか?このワークシートは一度提出してもらい、あとから先生に返してもらってください。論文を書き始めた人もいると思いますが、次回2月15日の土曜講座最終回で、この論文を発表してもらいます。論文の続きは宿題になります!」「えーっ」という声が教室中に響きます。「必ず完成させてもってきてね」とLAが念を押します。
■「Wordで論文作成している場合はどうしたらいいですか?」と生徒が質問しました。「その時は、プリントアウトしたものを持ってきてください。お家にプリンターがある人は、お家で。無い人は、学校の先生にお願いしてプリンターを借りてください」「1200字ピッタリ書かなくてもいいんですよね?」とさらに質問が続きます。「1200字ピッタリに書ける人はいないと思うよ」とLAが笑顔で答えます。「でも800字とか、極端に少ないものはだめよ」「わかってます!」と生徒も自信たっぷり笑顔で答えます。
■「では最後に、自己評価シートを記入して終わりにしましょう!」LAがワークシートを集め、自己評価シートを配ります。「また今日もこれ書くのー?」と文句を言いながらも、真面目に考えていました。
■次回の土曜講座は、いよいよ最終回を迎えます。自分の考えを相手にわかりやすく伝え、納得させる文章を書くことが出来るでしょうか?リサーチ内容に満足している生徒も、自分の書きたいテーマが決まらない生徒もいるようでしたが、みんな一生懸命論文作成に取り組んでいました。1時限目に行った論文講座の内容を役立て、全員が論文を完成させ、たくさんの意見が発表されることを期待しています。

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