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共栄学園中学校 最先端学習 第13回土曜講座

2003年2月24日
by 平出桃子

今日は『お花茶屋商店街の活性化』についてのプレゼンテーションを行います。今まで自分達で調べてきた事柄をわかりやすくまとめ、上手に発表することが出来るでしょうか。とても楽しみです。


8:50〜9:35 最終発表準備

■ クラス単位で出席を取った後、各チームに分かれ作業する教室へ移動します。発表準備が遅れているためか、朝早くから登校し準備している生徒もいました。チームが揃うと早速プレゼンテーションの最終準備を始めました。

■紙芝居を作っているチームでは、みんなで絵を描いていました。下絵を描いてから、丁寧にマジックでなぞっていきます。男子の絵を見て「もっとかわいい絵を描いてよ」と女子が言うと「これ以上かわいく描けないよなぁ」と男子。色ペンを使ってカラフルに仕上がる予定のようです。発表では楽しいお話を聞かせてくれるそうです。
■発表の原稿を考えているチームは、意見が合わず迷っている様子。「ここは数年より数ヶ月のほうが現実味があるよ。」「将軍様なら飛行機を使うより、船を使ったほうがいいよ。」と男子の原稿は女子の鋭い指摘により、変更されていきます。隣りではその原稿を元に絵を描いている生徒がいました。
■大きな模造紙に、発表内容をまとめているチームもいました。机の上での作業は無理なため、床に模造紙を広げ作業。「もっとそっちに行ってよ!せまい〜」「おしりがぶつかる〜」と2人とも文句を言いながらも楽しく作業していました。
■発表でパワーポイントを使うチームはPCルームを使って作業をしていました。インターネットを使って情報収集しているチームもあり、建築基準法や都市計画法を調べていました。「地域によっては家の高さ2Fまでしかダメなんだね。」「うちの学校でどれぐらいあるんだろ?」「14mくらいじゃない?」「家建てるのにどれくらいお金かかるかな?」と建築費用について調べはじめました。
■パワーポイントを使って発表を行うチームでは、まとめた内容をより見やすくするため、レイアウトを考えていました。文字の色を変えたり、図形の大きさを変えてみたり。一度手を加え始めると止まらなくなってしまった様子。LAが「あと5分で準備終了してくださぁ〜い」と言うと「だめ〜終わんない!」担当LAも一緒になって最後の調整を行いました。

9:35〜9:45 多目的教室への移動

■休み時間の間にプレゼンテーションを行う多目的教室へ移動します。時間いっぱいまで発表準備をしているチームもあれば、リハーサルを行い準備万端のチームもいました。


9:45〜10:30 プレゼンテーション(1)

■いよいよ発表の時がやってきました。約2ヶ月間に渡って学習した『お花茶屋商店街の活性化』。今回のプレゼンテーションでは、この計画が実現可能なものであるか、国際的な要素が入っているか、という2つのポイントに重点をおいて行います。

■まず、始めに発表の順番を決めるためにジャンケンを行いました。各チームの代表者が教室の前に集まります。勝った人から好きな順番を決められるルールです。勝ったチームは大喜び。「何番がいい〜?」とみんな大きな声で聞いていました。順番が決まると、早速1チーム目の発表に取りかかります。
◎1チーム目の発表
◆3班◆ お花茶屋の活性化−3班が考えるお花茶屋−
街の活性化には名物(お茶、駅弁など)を作る。方法としてアンケートを取り、何を作ってほしいかを聞く。また、生活しやすい環境作りのためバリアフリー商店街にする。階段を減らす、手すりをつけるなど。そのために、商店街の中で毎日300円の『バリアフリー積立』をする。人が集まる商店街とは、設備がよく、名物が生産されているものである。

◎2チーム目の発表
◆7班◆ ソフトクリーム改革
お花茶屋の良い所は下町の良さである。そこを活性化に役立てる。例えば、花屋をソフトクリーム屋に改装し、商店街の名物になる色々な花のソフトクリームを作る。そのソフトクリームは12種あり、それぞれにキャッチフレーズを付ける。例えばクローバーアイスは幸せ、たんぽぽアイスは友達ができるなど。1個87円、12個セットは870円で販売する。テレビなどで紹介されればお客が増え、商店街もにぎやかになる。

◎3チーム目の発表
◆2班◆ スマイルお花茶屋
共栄学園の代わりにマンションを建てる。近くには公園や小学校もあり幅広い年齢層に対応できる。また、お花茶屋のシンボルマーク『スマイルお花』を使いオリジナル商品を作る。例えば、花の形をしたゆず風味漬物は、無添加で真空パックになっており、全国のデパートや空港で販売され、外国人のおみやげにもなり、世界の漬物として有名になる。

◎4チーム目の発表
◆6班◆ 商店街の活性化−人を集めるにはどうしたら良いか−
お花茶屋を人が集まる、雰囲気の良い商店街にする。そのためにどこを変えれば良いのか。まず、欠点を見つけて克服することが大切である。外国に行き、いろいろな人や場所と交流しアイデアを得る。そのアイデアからお店をきれいにするサービスを提案実行すれば、人が集まり、外国からのお客も増える。

◎5チーム目の発表
◆4班◆ お花茶屋の活性化
お花茶屋に大きな会社を作ればにぎやかになり、商店街の発展につながる。しかし、そのためには商店街の一部を取り壊さなければならないし、莫大なお金もかかる。このような問題を考慮しても大きい会社があれば従業員が増え、お花茶屋の活性化に成功すれば自然にお金は戻ってくるはずである。また、国際化の為に外国人向けのお店を作り、そこを利用して外国人との交流を深める。

◎6チーム目の発表
◆1班◆ 未来のお花茶屋
若い人の集まる街にする為、外国のお店を増やす。そのために今あるお店を別のお店にしたり、駅ビルやテーマパークを建設する。お花茶屋の総面積は約3685m2あり、建物の高さの制限は、低層居住専用地域では約10〜12mと決められており、地域の特性に応じて都市計画で定められている。2階建ての建築費用は合計約20300000円かかる。広さ、高さ、建設費用など含めて考えた。


10:35〜10:40 休み時間

■6チームの発表が終わったところで休み時間を取りました。みんな発表を座って聞いていたのが疲れたのか、思いおもいに動き回っています。これから発表するチームは、最後の確認をするためLAと話をしたり、友達同士で発表についておしゃべりしています。休み時間が終わると、すばやく席に戻り、発表の続きが行われました。


10:40〜11:10 プレゼンテーション(2)

◎7チーム目の発表
◆9班◆ 活力あるお花茶屋商店街にするには
商店街の名前を『お花茶屋小道』などに変え、阿波踊りやコンサートなどイベントを行う。また、純和風の商店街にする。例えば小路を作ったり、道の端に溝を掘り、そこを河のようにして鯉を放流し風情ある商店街にする。また、スポーツのできる大きな公園を作ることにより、多くの人が集まり、お花茶屋商店街の活性化につながる。

◎8チーム目の発表
◆10班◆ お花茶屋大改造計画
障害者の方や人種に関係なく、みんなが楽しめるお花茶屋にするために大改造を行う。大きなデパートや野球などが出来る公園を作る。国際化を目指すために、ホテルや色々な国の料理店を作り、英語の看板を多く飾る。また、お年寄りや障害者の方が快適に過ごせるように、バリアフリーを目指す。段差を無くし、エレベーターと手すりを増やす。

◎9チーム目の発表
◆5班◆ お花茶屋の未来
『お花茶屋ブランド』を作ることにより、人が集まり経済力がアップする。お花をモチーフにしたキャラクターを作ったり、お花茶屋特性あんぱんのシールを集めて応募すると、オリジナルバッグがもらえるなどの工夫をする。また、お花茶屋ブランドとして、桜の花びらの入ったチョコなどを商店街の人に扱ってもらう。ホームページやネットショッピングでの販売もする。

◎10チーム目の発表
◆8班◆ 国際デビュー
人を集めるためにうちわ型の看板を作り、看板と同じ型のうちわを配る。うちわ型にした理由は親しみやすく、興味を持ちやすい為。キーホルダーのマスコットを作り、かばん等につけてもらえば歩くだけで宣伝になる。商店街から近いところにスポーツが出来て、子供が遊べる大きな公園を作る。葛飾区計画のために使える土地は39.7ha、平成14年度の予算は16億4800万円である。


11:10〜11:30 投票・順位発表

■以上10チームのプレゼンテーションが終了しました。1位のチームを決めるために投票を行います。投票の仕方は良かったと思うチーム2つを選び、紙に書きます。もちろん、自分のチーム名を書いてもかまいませんが、2つ同じチームを書いた場合は無効になります。さぁ、どこのチームが1位になるのでしょうか。

集計を終えたLAが戻ってきました。順位発表の前に、今回のプレゼンテーションを見学された教頭先生よりコメントを頂きました。

<教頭先生のコメント>
コンピューターの使い方が非常に長けていますね。君達が提案した一つひとつを取り出して、お花茶屋がなにかをやってみたらすごい事ができるかもしれません。そのヒントがいっぱいありました。発想力は非常に大事であり、さらにそれを自分の手で実行するために学校の勉強が大事になるのです。いろいろな意味で生きた学習であったと思います。

いよいよ順位の発表です。「2位から発表します!4班、9班、10班、以上3組が2位です!」「やったー!」とうれしそうな生徒達の声が響き渡ります。「次は1位の発表です。1位は『ソフトクリーム改革』の7班です!」おおきな拍手の中、各チームの代表者は賞品をもらうために前へ。みんなとてもうれしそう。先生から賞品を受け取ると両手を上に挙げて喜んでいました。最後に校長先生からコメントを頂きました。
<校長先生のコメント>
『お花茶屋を活性化させる方法』をLAの力を借りて色々勉強してきた訳ですが、今回のプレゼンでは和気藹々と活気もあり非常に良かったです。発表ではおもしろい物もあり、実現できれば良いなと思います。それを実現する為には更なる勉強と知識が必要になります。また、プレゼン力が非常に優れていると思います。これをさらに活かして高校での優れたプレゼンに期待します。


『お花茶屋商店街の活性化』ついての学習は今回で終了です。紙芝居を使って楽しい絵とお話を用いながらのプレゼンテーションや、模造紙を使い、大きな文字で見ている人にわかやすく説明してくれたチーム、またパワーポイントを駆使したすばらしいプレゼンテーションを披露してくれたチーム。どのチームもわかりやすく、意見もまとまっていました。前回に比べ「聞く姿勢」も良く、真剣に発表を聞くこともできました。みなさん、お疲れ様でした。
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