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横浜中学校
学校説明会

2003年1月16日(木)

スケジュール
(1)10:00〜 学校長挨拶 学校長 黒土創先生
(2)10:10〜 横浜中学校の教育の概要  募集企画対策室 鎗田先生
(3)10:30〜 平成15年度受験案内と入試当日の説明  募集企画対策室 飯島先生
(4)10:45〜 入試科目について 国語科:鎗田先生  数学科:百枝先生
理科 :吉野先生  社会科:飯島先生
(5)11:10〜 校内見学・質疑応答

配布資料
平成15年度入試学校説明会のご案内、平成15年度入試横浜中学校パンフレット・ガイドブック・受験案内、平成14年度入試問題、横浜中学校の教育の概要プレゼンテーション資料、授業施設見学のご案内、入試問題抜粋、ご出席者アンケート

横浜中学校は京浜急行「能見台駅」より徒歩3分と大変近く、横浜駅からは20分ほどで通学することができます。今回の説明会は定員170名の予約制で、親子連れが5,6組ほどいました。受付時に整理券が発行され、来場された方から整理番号順に座っていきます。説明会は、視聴覚教室で行われ、出入り口には制服や教材などが展示されていました。



《学校長挨拶 学校長 黒土創先生》

我校は、昭和17年黒土四郎先生により、性格雄大でまじめな男子を育成したいという熱意から創立された。戦争末期に作られた学校であり、学校制度などいろいろ変化もあったが、我校では教育方針をはっきり打ち立て、三条五訓を掲げた。

  信頼を受くる人となれ 責任を重んぜよ 秩序を守れ
誠意 総力 努力 創造 忍耐

我々は、日々これを実践していこうとやってきた。中でも一番大事にしていることは、最終目標として、社会に出てまわりの多くの人々から信頼される人を育てることである。口で言うだけでなく、自ら精一杯努力する人、誠実に努力する人。五訓の中央にある努力を実践していこうという気持ちで運営している。しかしながら、我々人間は一人ひとりちがうものである。その恵まれた方面、あるいは好きな方面で自分の持っている力を最大限に発揮してほしいと願い、これこそが将来の生きがいに続いていく。そのための基本は努力である。恵まれた人もいれば、恵まれていない部分や、隠れている部分を持つ人もたくさんいるのである。他人よりも努力しなければ、隠れているもの、得意なものが出てこない人もいる。だからこそ、好きな物、不得意なものを諦めないで努力してほしい。辛い時を乗り越え、自分の力が向上することを自覚すれば、心の底から湧いてくる喜びに変わる。ぜひ、この喜びを知ってもらいたいと思う。さらに、この体験は勇気を与え、また挑戦しようと、次の良いところへ連鎖的につながっていく。いずれにしても、自分にとって大きな夢を持ち、実現するための具体的な大きな目標を持つことを生徒たちへ教えている。限られた時間の中で、目標に達しなくとも、今までの努力は決して無駄にはならない。将来社会に出て、様々な困難に遭遇した時、自分を支える大きな力になるはずだと信じて疑わないところである。
我校の生徒たちは、大変仲が良く、素直で明るく、互いに励まし合う生徒が多く、誇りに思っている。最後に、創設者が生徒たちへ繰り返した詩を紹介する。

十里の旅の第一歩 百里の旅の第一歩
同じ一歩でも覚悟が違う。
三笠山に登る第一歩 富士山に登る第一歩
同じ一歩でも覚悟が違う。
どこまでいく積もりか? どこまで登る積もりか?
目標が その日その日を支配する。
  

(後藤静香「第一歩」より)

《横浜中学校の教育の概要 募集企画対策室 鎗田先生》 

我校は、昭和60年、6ヵ年一貫コースがスタートした。「文の精鋭の育成」を目指し設置され、「文の精鋭」とは、学業・文化・IT能力において一流の才能を持つ人物を指す。教科学習に重点を置いた6ヵ年一貫カリキュラムを実施しており、高校入学生とは別クラス、別授業で6年間が進行される。ただし、生活面(校舎・行事・課外活動)は一緒に活動する。

■学習指導・近年の新しい取り組み
学習指導の基本方針は、主要5教科の授業時間数を充実させ、6日制と変わらない偶数週5日制を実施し、旧課程をじっくりと学習する。また、一人ひとりに目が行き届く少人数のクラス編成をしている。英語・数学に関しては、積み重ねる科目であるため、個人に合った学習を目的とし、1学年全体で行う習熟度別(グレード別)授業を行っている。授業外には個別指導として、英語・数学を中心に、授業が理解できていないものや、テストの点が悪かったものなどをごく少人数で個別に呼んで行う放課後の補習を実施し、全体の底上げを図っている。近年の新しい取り組みとして、上級講座を行っている。これは、学習意欲の高いものが、自分自身で選択する放課後の講座授業である。例えば、月・火・木・金の放課後は、同じ敷地内にある「学習センター」にて、授業とは離れた発展的な英語科講座、英会話や英検対策などを提供している。また、オリジナル学習ソフトL.A.U.Dを使い、英文法の個別学習が可能になった。中学生では漢字検定を必修受験しており、ステップごとに学習することが出来る。なお、英語検定も必修受験である。

■大学合格実績・新しいクラス編成
大学合格率は、1〜7期までの51%に対して、過去5年間に68%までアップした。本校は少人数制をとっているため、過去5年間の卒業生が405人しかいない。一貫コース生徒の主要大学合格率は、国公立11%、国公立・早・慶・上智を合わせると19%、さらに国公立・難関私立大学を合わせた場合47%である。さらに子供達の能力を伸ばしていきたいと考え、2003年度より新しいクラス編成を実施する。中1・2は通常クラスのみ、中3より1クラス国公立文理準備クラスを作り、各学年で入れ替えを行っていく。これは、2004年度より導入される国公立大学センター試験5教科7科目に対応しているためであり、ますます難化する国公立大学受験を突破できる力をつける。高1では、国公立文理クラスと、文理クラスに分け、さらに高2・3では、文理クラスを私立文系・理系クラスに分ける予定である。

■IT教育
中1から高1まで、「文の精鋭」に必要なIT教育を毎週1時間行い、基本的な情報リテラシーの習得に加えて、「情報活用能力」「問題解決能力」の育成を行っている。具体的には、パワーポイントを使った調べ学習をして発表ができる能力育成を目指す。そのために本校では3つのコンピューター室を用意している。また、パソコン所有率の高まりにより、昨年まで行っていたコンピューター組立講座を廃止した。

■建学の精神と人間教育
横浜の建学の精神と人間教育においては、「性格雄大な男子の錬成」を掲げている。「性格雄大な男子」とは前向きに物事に取り組み、力強く、未来を切り拓く人物を指すと考えており、その建学の精神を具現化するプログラムを行っている。中学段階で行われる「横浜中学校アドベンチャープログラム」では、総合学習の授業の一部として100分のプログラムを月1・2回実施し、クラスを2分割して15・6人1グループを作り、1人指導者を付ける。個人プレーでは解決できない、グループ全員の力によって解決できるゲームや冒険体験を通じて、グループの信頼関係を築き、前向きにチャレンジする姿勢を育てる。学校の中にある4mの高い塀を、自分達の身体だけで乗り越えてみようというプログラムでは、行動を起こしては失敗し、話合いが何度も持たれた。壁を乗り越えることは、前向きな姿勢の象徴である。高校段階の総合学習においては、実社会とコンタクトし、前向きに将来の自分を切り拓くことを目的としたプログラムを実施している。高校1年では、「学習センター」にて2泊3日の宿泊研修「企業経営体験プログラム」を行い、MESEと呼ばれる企業経営を擬似体験できるコンピュータープログラムを実施したり、実社会で活躍するビジネスリーダーによる少人数双方向ゼミを行い、レポートを提出させる。 高校2年では、1泊2日の宿泊プログラム「大学ゼミトライアル」を行い、大学教授を招き、実際の大学のゼミ授業を受講し、大学の学びをより身近に知り、進学への意欲を高めることが目的である。

■学校生活・課外活動
学校生活・課外活動については、中学生はクラブ活動、高校生は部活動を行い、運動系のクラブは中高別、文科系のクラブのいくつか(吹奏楽部、将棋クラブなど)は中高一緒に活動している。6時完全下校であり、家庭学習を行う。また、補習が優先される。スポーツと勉強の両立を考えた週1回活動する「スポーツ愛好会」もある。

《平成15年度受験案内と入試当日の説明 募集企画対策室 飯島先生》

 出願については、もう提出された方も多いと思うため、受験案内の冊子を参考にして頂きたいと思う。現段階の出願者数は、第1次A試験2科15名・4科45名・計60名、B試験2科68名・4科129名・計197名、第2次試験2科25名・4科59名・計84名、第3次試験2科12名・4科24名・計36名となっている。昨年の同時期と同じくらいの総出願者数であるが、1次Aが比較的少なく、2・3次が多いが、こちらは直前受付があるため、もっと多くなる可能性がある。昨年との変更点は、2次試験を午前から午後へ、3次試験を6日から7日に変更した。1次Bと2次の午後試験に関しては、定員60名と40名の募集であるが、合格者を多く出すことにしている。昨年は、1次B試験において、60名定員で受験者数261名、うち合格者を178名出している。
 選抜方法は、2科から8割の合格者を出し、残りを4科受験者から選抜する。4科には、2度チャンスがある。なお、特定の教科の点数による足切りはしない。合格点のボーダーラインは5〜6割である。2日から始まる直前受付については、2次は3日の午後1時まで、3次は7日の午前8時まで行い、現金による受付となる。合格発表は即日行い、掲示及びホームページ・iモードで発表する。繰り上げ合格については、最小限の人数のみであるが、2月15日の新入生登校日までに電話にて連絡する。 
 試験当日の注意事項についてお話する。持ち物は、受験票の裏に書いてあるが、定規とコンパスを忘れずに持ってくること。また、体調の悪い受験生は、保健室にて試験を受けることが出来る。悪天候による遅刻の場合、午前中の試験は遅らせる。午後の受験で、午前中に他校を受けて遅刻した場合は、無条件で4科から2科に変更できる。また、悪天候以外に別の学校を受験して遅れそうな時は、電話をして頂ければ4科から2科に変更できる。
 追加出願の場合、新たに志願表を書く必要はない。1月中は受験票と振込通知書、2月の直前受付の場合は現金を提出すれば良い。

《入試問題について 各教科より》

● 国語科 鎗田先生のお話
試験時間は50分、配点は100点満点。大問は4題。読解問題は2題で、小説と説明・論説文を小問で8〜9問出題し、配点は各35点。なるべく小学生が一読で理解できる文章を使っている。逆に文章内容が難しい時は問題文を簡単にしている。ごく平易な文章が読めるかどうかを問う問題であると考えて欲しい。半分は選択肢の問題、残りが書き抜いたり、自分で文章の言葉を使いまとめなおす問題になっている。ケアレスミスにも注意してほしい。3題目は、自分で考えて書く問題を出している。100文字作文や、詩、映画の台本なども出題する。20字くらいで考えを書く問題では、1行を4点とし、20点満点と考え、誤字・脱字で−1点、文末表現の不一致も−1点など不適当な文章に関して減点していく。内容について減点することはないが、相手に伝える文章が大切であり、趣旨の伝わらないものは減点する。最後は、漢字の問題となり、6年生までに習う漢字の読み書きがでる。漢検5級程度だと思って欲しい。

● 数学科 百枝先生のお話
試験時間は50分、100点満点。問題数は大問で4〜5題。はじめに基本的な計算問題を8問出題し、配点は40点。少数・分数を含めた複雑な問題もある。残りは、しっかりと考えて解く問題になっており、濃度・速さ・距離・時間・方程式などは、中学に入ってから苦労しないためにも理解しておいて欲しい。考え方や式を書く問題は、答えに至らなくても、途中まで点を与えることが出来るので、わかる範囲だけでも書く。言葉で説明をする問題などもあるので、表現する能力も必要である。また、面積・体積などを求める図形問題も出題する予定なので、よく勉強しておいて欲しい。

● 理科 吉野先生のお話
試験時間は30分、50点満点。大問は4題。昨年度は5題であったが、バランスが悪かったため、今年より4題に戻す。物理・科学・生物・地学各分野より1題ずつ出題する。配点は4分野でほぼ均等にしている。基本的知識を問う問題と、思考力を問う問題がある。4回の試験で出題範囲に偏りの無いようにしており、基礎学力がついていれば解ける問題作りをしている。また、自然に対して興味があり、理科が好きな受験生が解答できるような問題も合わせて作っている。また、1次試験の午前か午後に、水族館にいる動物についての問題、あるいは動物の飼育に関する問題を出題する予定である。あわせて環境問題に触れる問題作りにしている。

● 社会科 飯島先生のお話
試験時間は30分、50点満点。小学校で学習した基礎事項がしっかり理解できているか問う問題を出題する。小学校の旧課程の指導範囲を越えた内容は出さないが、旧過程の内容から出題しているため、今の新しい教科書を少し越えた問題となっている。地理分野は配点が15点で、統計資料や地図が出る。歴史分野は20点で、毎年テーマが変わる。今年は政治史を使う予定で、飛鳥時代から江戸の終わりくらいまでの各時代の政治システム・法律・法令などを中心に見ておくと良い。公民分野の配点は15点で、時事的な問題も出題されるため、最近起こった大きな出来事を把握しておく。


《校内見学》

説明会後、希望者は校内見学と個別相談に分かれました。校内見学では、A・B・C各20人ほどのグループに分かれ、担当の先生が案内してくれました。個別相談・質疑応答は引き続き視聴覚教室で行われました。

●視聴覚教室出入り口には、学校生活を共に過ごす制服や、教科書などが展示されていました。

●高校の図書館です。中学図書館もあります。自習しているのは、高校3年生です。

  ●第1コンピューター室です。 授業は第1・第2コンピューター室で行います。   ●中学2年生の授業風景です。
   

●食堂です。パンの購入や、軽食を食べることができ、放課後も開いています。食堂にいるのは、大学受験に備えて自由登校になっている高校3年生です。勉強に疲れた時はここに来てリラックスしているそうです。

●マルチメディアルームです。35台のパソコンが設置され、すべてインターネットに接続されています。生徒たちは自由に使うことができ、昼休みや放課後も開放されています。また、L.A.U.Dを使った学習もここで行います。

●校内見学をしている最中に、休み時間になりました。廊下ですれ違った中学生が元気よく「こんにちは」と挨拶してくれました。 ●グラウンドです。広い敷地のなかには中高合わせて4つのグラウンドがあります。 ●宿泊研修施設「学習センター」です。放課後の英語科講座や、高校段階の総合学習プログラムはここで行われます。

NTS教育研究所 平出桃子

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