■学習指導・近年の新しい取り組み
学習指導の基本方針は、主要5教科の授業時間数を充実させ、6日制と変わらない偶数週5日制を実施し、旧課程をじっくりと学習する。また、一人ひとりに目が行き届く少人数のクラス編成をしている。英語・数学に関しては、積み重ねる科目であるため、個人に合った学習を目的とし、1学年全体で行う習熟度別(グレード別)授業を行っている。授業外には個別指導として、英語・数学を中心に、授業が理解できていないものや、テストの点が悪かったものなどをごく少人数で個別に呼んで行う放課後の補習を実施し、全体の底上げを図っている。近年の新しい取り組みとして、上級講座を行っている。これは、学習意欲の高いものが、自分自身で選択する放課後の講座授業である。例えば、月・火・木・金の放課後は、同じ敷地内にある「学習センター」にて、授業とは離れた発展的な英語科講座、英会話や英検対策などを提供している。また、オリジナル学習ソフトL.A.U.Dを使い、英文法の個別学習が可能になった。中学生では漢字検定を必修受験しており、ステップごとに学習することが出来る。なお、英語検定も必修受験である。
■大学合格実績・新しいクラス編成
大学合格率は、1〜7期までの51%に対して、過去5年間に68%までアップした。本校は少人数制をとっているため、過去5年間の卒業生が405人しかいない。一貫コース生徒の主要大学合格率は、国公立11%、国公立・早・慶・上智を合わせると19%、さらに国公立・難関私立大学を合わせた場合47%である。さらに子供達の能力を伸ばしていきたいと考え、2003年度より新しいクラス編成を実施する。中1・2は通常クラスのみ、中3より1クラス国公立文理準備クラスを作り、各学年で入れ替えを行っていく。これは、2004年度より導入される国公立大学センター試験5教科7科目に対応しているためであり、ますます難化する国公立大学受験を突破できる力をつける。高1では、国公立文理クラスと、文理クラスに分け、さらに高2・3では、文理クラスを私立文系・理系クラスに分ける予定である。
■IT教育
中1から高1まで、「文の精鋭」に必要なIT教育を毎週1時間行い、基本的な情報リテラシーの習得に加えて、「情報活用能力」「問題解決能力」の育成を行っている。具体的には、パワーポイントを使った調べ学習をして発表ができる能力育成を目指す。そのために本校では3つのコンピューター室を用意している。また、パソコン所有率の高まりにより、昨年まで行っていたコンピューター組立講座を廃止した。
■建学の精神と人間教育
横浜の建学の精神と人間教育においては、「性格雄大な男子の錬成」を掲げている。「性格雄大な男子」とは前向きに物事に取り組み、力強く、未来を切り拓く人物を指すと考えており、その建学の精神を具現化するプログラムを行っている。中学段階で行われる「横浜中学校アドベンチャープログラム」では、総合学習の授業の一部として100分のプログラムを月1・2回実施し、クラスを2分割して15・6人1グループを作り、1人指導者を付ける。個人プレーでは解決できない、グループ全員の力によって解決できるゲームや冒険体験を通じて、グループの信頼関係を築き、前向きにチャレンジする姿勢を育てる。学校の中にある4mの高い塀を、自分達の身体だけで乗り越えてみようというプログラムでは、行動を起こしては失敗し、話合いが何度も持たれた。壁を乗り越えることは、前向きな姿勢の象徴である。高校段階の総合学習においては、実社会とコンタクトし、前向きに将来の自分を切り拓くことを目的としたプログラムを実施している。高校1年では、「学習センター」にて2泊3日の宿泊研修「企業経営体験プログラム」を行い、MESEと呼ばれる企業経営を擬似体験できるコンピュータープログラムを実施したり、実社会で活躍するビジネスリーダーによる少人数双方向ゼミを行い、レポートを提出させる。 高校2年では、1泊2日の宿泊プログラム「大学ゼミトライアル」を行い、大学教授を招き、実際の大学のゼミ授業を受講し、大学の学びをより身近に知り、進学への意欲を高めることが目的である。
■学校生活・課外活動
学校生活・課外活動については、中学生はクラブ活動、高校生は部活動を行い、運動系のクラブは中高別、文科系のクラブのいくつか(吹奏楽部、将棋クラブなど)は中高一緒に活動している。6時完全下校であり、家庭学習を行う。また、補習が優先される。スポーツと勉強の両立を考えた週1回活動する「スポーツ愛好会」もある。
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