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佐藤先生の簡単な自己紹介が済んだら、さっそく配布された2002年度の入試問題の冊子を開く。
「試験問題が配られたら、まずは表紙に書いてある注意事項をよく読みましょう。問題が配られてから試験開始まで少し時間がありますので、その間に注意事項を読むことで、つまらないミスをなくして下さい。」
問題は、大きく長文・知識・語彙の3項目からなる。この授業では主に長文の設問の解説が行われた。
「この長文は、要約すると日本とイギリスの違いについて書かれたものです。このように2つのものを比較するという観点はとても重要です。これから入試までの間、できれば『比較論』をたくさん読んで下さい。」
設問1から順に、佐藤先生が優しく丁寧に解説をしていく。漢字を書く時には止め・ハネなど細かい所まできちんと書く、接続語を入れる問題では前後の文章をよく読むなど、ポイントを黒板に書き出しながら授業が進む。
「私はいつも生徒たちに、『問題用紙を汚しなさい』と言っています。問題文を読みながら、大切だと思う文章にチェックをつけたり、重要だと思う語句に印をつけさせることによって、設問を解く際のポイントが見つけやすくなるのです。」参加した保護者も、うなずきながらメモを取る。
「長文の設問(6)は、正答率が大変低かった問題です。『――線部と同じ発想と思われるものを1つ選びなさい』という問題ですが、こういう問題が解けないということは、やはり文章が読めていない、理解できていないということなんですね。読解力はたくさんの文章にふれることで磨かれていきますから、入試まであと1月半の間、できるだけ多くの文章を読むように心がけて下さい。」
30分の授業はあっという間に終了した。最後にもう一度、佐藤先生から受験生たちに、入試までの間たくさんの言葉・文章にふれ、文字から想像する練習をしてみて下さいとのメッセージがあった。
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