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山脇学園中学校
学校説明会
2002年11月28日(土)

スケジュール
 (1) 〜10:00 受付・ビデオによる学校生活の紹介
 (2) 10:00〜 学校長挨拶
 (3) 10:30〜 生徒指導について
 (4) 10:40〜 進路指導と学習指導について
 (5) 10:50〜 15年度入試について(各担当教員による説明)
 (6) 11:45〜 校内見学(希望者のみ)


受付・ビデオによる学校生活の紹介
 山脇学園中学校の説明会は講堂で行われた。ビデオは入学試験、合格発表から始まり、4月の入学式では、一人ひとり名前を呼ばれ元気に挨拶する新入生の姿が。5月は森林公園への遠足。同じ頃中学3年生は東北へ、高校2年生は九州へ行った修学旅行の様子が映し出された。また、プロのアーティストによる音楽鑑賞会や、夏休みの九十九里での水泳合宿、10月の体育祭では全校生徒による山脇音頭を踊る姿、山脇祭では各クラブの日頃の成果を発揮する生徒達など、たくさんのイベントが子供達の笑顔と共に紹介された。校長先生が担当なさっている道徳の授業風景では、厳しい校長先生に緊張しつつも、真剣にお話に耳を傾けている姿が映っていた。12月のクリスマスコンサート、2月の合唱コンクール、一年間を締めくくる3月の卒業式では、美しい歌声が印象的であった。

学校長挨拶 山脇馨校長先生のお話
 本女子校は創立1903年、山脇房子先生によって創立され今年で99年、来年は100周年という節目の年を迎える。我校は中学・高校6ヵ年一貫教育としてのカリキュラムを組んでいる。私立学校として創設者の教育理念、教育方針、さらに教育目標を元に、日々学園生活を送り教育指導している。女性としての本質を磨き、教養高い女性の育成が第一の教育理念であり、教育方針は、教科指導・生活指導が大きな柱である。6ヵ年を3等分し、中1・中2では基礎学力をしっかり身につけ、中3・高1では将来の進路の決定を大きな目標としている。今年から新しくカリキュラムが変更され、さらにきめ細かく、機能的な進学指導に努めていかなければならない。高1になると文系、理系によってクラス編成される。必修する単位も変わり、高2・高3では、その目的意識に向かって進路学習に取り組む。生活指導の基本は、自覚を持ち、責任ある行動が取れ、まわりに対する思いやりと心の豊かさを持つ生徒の育成が大きな3つの柱となる。そのため中学に入った最初の学年は、道徳の時間を基本的な生活習慣にあて、まず礼儀、すなわち言葉のしつけ等を徹底し、私自ら全クラスの道徳の授業を受け持ち、礼儀作法をしっかり身につける。心のおしゃれは礼儀である。後半は礼法の家元の先生(本年度は小笠原流の先生)がおいでになり、礼儀作法、しつけ、マナー等、多岐に渡ったカリキュラムを組んだ授業がある。また、華道も必修で、池坊先生に教えて頂く。様々なボランティア活動、部外活動、校外学習を通して相手の心の痛みのわかる、心のやさしいお子さんになって欲しいと思う。しつけ教育をしっかり身につけ、基本的な生活習慣を徹底したいと思っている。

生徒指導について 生徒指導部 部長 武谷先生のお話
 我校の大きな特徴は、基本的生活習慣を身につけることである。中でも約束を守ること。日常生活における常識、マナーを含めた約束。集団生活の中には必ずルールがあり、それを守ることが大事であると念頭において指導している。
 校長の『すべては礼に始まり礼に終わる』『心のおしゃれ』を実践している。たとえば挨拶は物事のけじめである為、挨拶をきちんと言える生徒の育成を心がけている。中高時代は大人になるための大切な時期と考え、たとえ学校の中で失敗しても、社会に出てその失敗が活かされればと私たちは考える。
 安全については、学校の正門は登下校の時のみ開き、外来者にはネームプレートをつけてもらう。痴漢防止ビデオ講演、IT犯罪、麻薬、性犯罪などの講演も行っている。前もって知識と情報を与え、自分で自分の身を守る術を身につけておくことが大切である。
 自然災害については、通学の最寄駅を元に中1から高3まで縦割りで下校班を作り、集団下校や防災訓練をしている。大雨、大風警報は休校とし、来年度からは我々教員も救急・救命訓練を実施する予定である。
 クラブ活動については中高一貫縦割りで、新入生は4月末のクラブ説明会を通して自分の目指すクラブを見学し、5月に入部する。どのクラブも楽しく活動している。

進路指導と学習指導について 進路学習指導部 部長 森野先生のお話
 平成元年より進学校を目指し、学校改革に踏み切り、現在は完全進学校としての教育指導をしている。3年続けて80%以上の生徒が現役で4年制大学へ進学する実績を残している。本校の進路指導に関する考え方は、人生に対して前向きに生きていく姿勢を育成し、『夢を育てその実現の手助けをする』をキャッチフレーズにしている。中学で自分と自分を取り巻く世の中を知り、人生設計することを重点に置いている。新カリキュラムでは総合学習として発展させたいと考えている。たとえば、大学の先生をお招きして学部毎の説明会をして頂く『ユニバーシティウィーク』がある。進路に向けて中学段階の取り組みから高3の出願まで、6年間の万全な教育体制を確立している。
 本校は昭和59年より『学校6日 教科5日制』を実施している。この指導教育による学力の低下は心配ない。従来は土曜日を"家庭学習"としていたが、本年度から"自由登校日"とし、66種の土曜講座やクラブ活動に取り組んでいる。その結果半数の生徒が登校している。進学に向けた一貫教育のカリキュラムでは、中学校過程の「英語」「数学」「国語」を中2で終了し、「理科」「社会」は中3の前期まで、さらに高校課程においては高2までに教科書の全範囲を終了する。残された一年間は体育を除き全て入試対策の演習である。学習速度が早くついていけるか心配される方もいると思うが、中学の内容が三割削減された事により、高校の内容を先取りした為であり、中学の教科内容が高校へ移行したと我々は考えているので安心してほしい。入試レベルと教科書レベルは異なり、入試レベルにする為にはさらに一年間を上乗せしなければならない。そのような理由で新カリキュラムは出来たのである。

15年度入試について 折原教頭先生のお話
 平成15年度入試要項に関しては、昨年と変更はない。計260名の募集で、入試科目は2科(国語・算数)、4科(国語・算数・理科・社会)からの選択と面接である。判定は、国語・算数の合計から8割の合格者を出し、残りの2割を4科から出す。入試問題の第一の考え方は基礎と基本が充分身に付いているかを見たい。また、基礎の知識の中から、正解にたどり着くまでの能力を見たいと思っている。

●国語科主任 長原先生のお話
 昨年度との大きな変更点は、全日程を通して詩の出題はない。長文読解の能力を試す出題を増やす。小説・随筆の対策では、日頃から文章に接し、限られた時間の中で適確に読み取る練習が必要。説明・論説文では、科学・社会・文化など様々な分野で出題。幅広い分野の読書をし、特に接続詞の使い方や指示語が何を指しているか注意して読み取る練習をしてほしい。漢字の書き取りは、小学校で学習する1006字から出題する。丁寧に漢字を書く練習をしてほしい。記述式の問題を重視し、何かしら答えを記述すれば部分点を与えるようにする。しかし、的外れな答えでは部分点はあたえない。知識を問う問題は、幅広い分野から出題する。漢字は書き取り、部首、熟語、類義語、対義語など。敬語、ことわざ、短歌、俳句、文学史など、"ことば"に関して幅広く出題。日頃から意識して話すことが大事である。正しく読んで正しく表現することを目指してほしい。
●数学科主任 佐野先生のお話

 出題範囲は従来通りである。過去数年分の入試問題を勉強していれば大丈夫。受験生の学ぶ意欲を重視した問題作成をしている。問題1の基本問題では、完全に答えのみを見る。全体の半分は基本問題であり、少しずつ自然と難易度の上がる問題である為、1番から解いていくのが良い。問題2以降は記述式の問題で、正解までの過程を少しでも書けば、たとえば公式のみ書いた場合1点でも2点でも入るようにしている。ひらめきがないと気付かない問題もあるが、諦めずに分かる範囲を書くことが大事である。50〜60点が合格の基準になっている。

●社会科主任 永利先生のお話

 歴史的分野・地理的分野・公民的分野から出題する。新カリキュラムに合わせこの順番とする。公民的分野とは中学・高校の政治的分野である。内容とレベルに関しては、小学校の教科書レベルだけでなく、従来からの内容、つまり本校での中学社会科学習にスムーズに入っていけるような基礎的な学力を見る問題である。歴史・地理・公民いずれも現代的な関心に対する時事的な出題がある。歴史に残るような大きな事件に注目することが大事である。全体的にいろいろな出題形式に慣れる、これは難問ではなく、基礎の力を利用して解くということである。丸暗記ではなく、問題解決能力をみたい。

●理科主任 高橋先生のお話

 生物・地学・科学・物理の各分野から1題以上出題。内容とレベルに関しては、実験観察結果より導き出されたグラフから考える力、日常生活に関連した問題、環境問題、科学史などである。科学史については、ノーベル賞など新聞・雑誌・ニュースを含め、どのような話題があるのか見ておくことが大事。難問もあるが、基本的な力を身につけているかを見る問題にしている。まんべんなくいろいろな範囲の勉強をしてほしい。また湿度についてなど、日常生活を科学として捕らえてほしい。記述式解答の場合、漢字を使うことが望ましいが、誤字を書くならばひらがなを書いた方が良い。

●教務部長 石原先生のお話

 面接は新しい一年生との最初の出会いである。受験生1人に対し、教員2人で対応する。これは我々教員が言葉のやり取りによる間違えを防ぐためである。試験が一番大事であり、面接は参考程度である。我々は受験生が、小学校生活でなにをがんばったかを知りたい。中高は受験生の持っている力を充分に伸ばす時であり、意欲を持って中高生活を送りたいという積極的な姿勢を見たいと思っている。また、小学生らしく自分の考えを自分の言葉で言ってもらいたい。服装については受験生の体調に合った服装で良い。風邪気味ならズボンでも結構である。本人が試験に集中できる清潔な服装が一番である。しかし、だらしない服装はやめてほしい。順番については、学校に到着した順に教室へ案内し、その教室内で数人ずつのグループを作るため、当日にならないとわからない。
 提出書類は「入学願書」「成績表の両面コピー(6学年の2学期まで)」。帰国生は「海外在学校(最終学年)の成績表の両面コピー」を提出。出願の手続について検定料は振込みではなく、直接事務所に納入する。また、複数受験する場合も受験票は一枚で良い。合格発表は校内掲示及び、ホームページに掲載。繰り上げ合格については、試験・入学手続きすべてが終わった後、欠員があった場合のみ電話にて連絡する。

校内見学
 中学一年生の教室での授業や和室を使ったお琴の授業風景を見ることができた。図書館は広く明るい。進路・学習情報センターには常時専門スタッフが滞在し、生徒からの質問や相談に乗っている。大学に関する資料も豊富にそろっている。校庭では、2学年が校庭を半分割し、体育の授業をしていた。校庭からは高層ビルが立ち並ぶオフィス街が見え、日が暮れると美しい夜景を見ることができる。オフィス街の中にある学校だが、非常に静かで、落ち着いた雰囲気の中で学ぶことができる。

NTS教育研究所 平出桃子



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