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■ 1、2、3組の教室に、今日のスーパーバイザー役である共栄大学生が一人ずつ入ってさっそく課題が発表された。今までLAとして接していた共栄大学生のいつもと違う雰囲気に、生徒たちは今から何が始まるのか、興味津々の様子で前を向いている。「今日は、みんなに『ボランティア』について考えてもらいます。」
■ 「ボランティアってみんな知っているかな?」SVの問いかけに「知ってるよ!」「いいことをするんでしょ!」という意見が返ってくる。そこで更に「じゃあ、一言でボランティアと言うけれど、ボランティアって具体的にはどんな活動をすることかな?」と問いかけると、生徒たちは一瞬きょとんとした様子。「ボランティアってボランティアじゃないの?」とそばにいるLAに小声で尋ねる。言葉を聞いたことはあるけれど、漠然としたイメージしか持っていない生徒が多いようだ。
■ 「みんな、知っているボランティア活動を挙げてみて」とSVが言うと、「ごみ拾い」「木を植える」「募金」「海外で人助けをする」と、ちらほら意見が飛び出す。「もっと他にもあるかな?」と聞かれると、みんな無言になる。テレビのニュースなどでよく見る活動は知っているが、身近にあるボランティアとなると少し難しいようだ。予定では、ここで20ほど具体的な活動を挙げてもらうはずだったが、あまり出ないようなのでここからチーム活動に切り替える。
■ 「では、今からチームに分かれて考えて下さい。今日は、チームで一つ具体的なボランティア活動を選んで、自分たちのチームが何を選んだかをクイズにしてみんなに当ててもらいます。」一見簡単な課題のようだが、1:どんなボランティア活動があるのかを話し合う(社会的知識)、 2:チームで選んだ活動にはどのような要素が含まれているのか、背景なども知る(思考) 3:それを的確な言葉で表現し、ヒントを作成する(言語・表現力)といった学習が含まれている。
■ また、今回は「プレゼンテーション力を養う」ことも目的の一つである。土曜講座では、チームディスカッション→インターネットや本で自分たちの意見を裏付ける資料を探す→チームの意見や調べた内容を編集→発表という流れをひとつのサイクルとして学習を進めている。
■ これまでの7回の授業で、様々な課題に対してディスカッションをしたりインターネットを使って情報収集を行うことにはだいぶ慣れてきた生徒たちだが、発表の段階になると模造紙に書いてある通りに読んだり、インターネットから取った情報をそのまま読んだりすることが多く、「調べたことを自分の言葉で話せる」までに至っていない生徒が多い。
■ この第8回目の講座では、ひとつのボランティア活動という事象に含まれる要素・背景をヒントという「言葉」で表現することで、これからのプレゼンテーションのための「伝える力」を磨くことも大切なポイントとなる。「なるべく、簡単には当てられないようなヒントを作って下さい。ただ難しいだけじゃなくて、答えを聞いたときに『なるほど!』と思わせるようなものを話し合って下さいね。」
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