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■ 「俺のクローン作ったらやっぱり俺とそっくりなのかな?」という質問にLAは、「どんなにそっくりな双子でも全く同じということはないよね?遺伝子の伝える情報もそうだし、生まれて育った環境が違ったり、右に寝ていたり左利きだったり、きっとそういう意味では何もかも全く同じってコトではないんじゃないかな?」
■ 「それじゃ身代わりに学校行ったらバレるなぁ。」と自分の説に自信をなくしだした生徒に、別の生徒は「学校行けるかどうかも分かんないよ。」と声をかけた。「なんで?」とLAが問い返すと、「だって同じ身体で生まれても同じだけ勉強してるってことないじゃん。一緒に育ったんなら別だけど。」
■ 「そうだね、知識や性格の面でもどうなってるのかが気になるところだよね。」いろいろな意見がでてきたので、LAはここで相槌を打つに留める。「病気の時に臓器移植にクローンを使って治すこともできるから、クローンを作ること自体は必要だと思う。」とまた別の意見をひとりの男子が出す。「ゾーキイショクって何?」と周りの生徒が警戒して聞くが、説明を聞くうちにチンプンカンプンになったようで雑談へと脱線してしまう。
■ 「羊のクローンができるんですか?」と別の生徒からもLAに質問が出ていた。「プリントにも書いてある通り、もう羊のクローンはできちゃったんだよ。」とLAが答えると、生徒は「えっ!」とだけ言い、何か聞いてはいけないことを聞いたかのように黙りこくってしまった。もう何年も前に羊のドリーが作られ世間に突然発表されたことをLAが説明すると、生徒の顔がさらに複雑な表情に変わっていった。「もしかして人間ももうあるの・・・?」
■ 他の教室を覗いてみるとこちらも活発に議論を交わしている最中で、ひとりひとりが自分の持っている知識をフルに活用しながら喋っている様子が飛び込んで来た。
■ 「クローンを作るってことは、卵の黄身を飲むってことと同じ?」「なんで!」「黄身なの?白身なの?」「んー。『未受精卵にヒトの細胞を組み込むと、そのヒトのクローンが作れる』というところまで技術的には可能になったということなんだけどね。タマゴで引っかかったのかな?」
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