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■ また、日本では政府が国民の意見を重視していないことから、社会問題として取り上げられる前の段階では、個人的な問題と捉えられているという意見を述べる。さらに、地球温暖化の要因として一般に二酸化炭素が熱を吸収することが取り上げられることについて、そのメカニズムを簡潔に発表し、事実上はあまり熱を吸収しないという説を論じ、温暖化を防がなければならない理由に挙げられる水面上昇の問題とは別に、永久凍土が太古の細菌を含有しているという意見を紹介するなど多方面からの見解が織り込まれた発表となった。
■ 続いて1組は、選んだ英単語を「人間とは」という言葉で括った文章に折り込み、現代社会について独自の考えをまとめた。「人間とはおもしろい(interesting)生物であり、限りない(interminable)可能性を求めるために親しい(intimate)人と情報を交換し(interchange)、興味(interesting)のあることを心の底から(intimately)説明する(interrelate)ことにより触れ合い(interact)、いずれ人は死ぬ(intestacy)。まとめて言うと、現代社会で人間は他の人と競争し合い、心のゆとりがなくなってきている。だからそのすりへった心を雄大な自然と触れ合えば心のゆとりが持てるようになって、現代社会のギスギスした問題が解決できると思います。」
■ 2組は再び時間内に意見をまとめることができなかった。SVは「現代社会と個人の問題がここにあるなぁ。」と2組の抱える問題を示唆する。「途中まででも良いから発表してみたら。」というアドバイスがあり、しばらくして女子グループがまとめた文章を口頭で発表した。
■ 「社会問題で苦しんでいる人たちが酒におぼれて借金が増えて脅迫されて手におえなくなって遺言を残せずに死んで多数の死者が出る。」選んだ英単語の意味を織り交ぜた短文の後、「結論をまとめて言うと、世の中には『社会問題で苦しんでいる人』と、『社会問題の解決に取り組むべき人』の双方が存在し、少数の人間であっても困っている個人が存在しなければ社会問題は存在しない。その場合、困っている人にとって、それは彼の個人的な問題でもある。」とまとめ、3組の発表にもあったように個人の問題が社会問題となっていく過程を鋭く指摘した。
■ SVは、2組では社会の問題と個人の問題を一生懸命繋げようとする作業がなされ、その部分で意見の集約に時間がかかってしまったのだと診て、発表内容はまとまらなかったが、編集過程でみんなが問題を体感できたことについて評価した。
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