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■ この春、東京女学館中学校に入学した新1年生たちは、午前中に教頭先生の指導で創立史やスクールアイデンティティーについて学んだ後、午後からは打って変わって楽しいエンカウンター授業を体験する。
■ 机を後方に片付けておき、教室の空いた半分を使ってゲームを行っていく。ひとつ足りないイスからあぶれて鬼となったひとりが題目を上げると、ものすごい瞬発力で立ち上がり笑顔で駆け回る新1年生たち。
■ 1年C組ではクラス担任の先生もフルーツバスケットの輪の中に入っていた。イスからあぶれて鬼になってしまった先生は「生活に関することを聞いてみましょう!」と生徒に指導して「おじいちゃんおばあちゃんと一緒に住んでいる人!」と声をかける。
■ 続いて鬼になった生徒は「犬を飼っている人!」「海外旅行に行ったことがある人!」。その都度どっと立ち上がる人数の多さに圧倒される。かと思うとイスを取り合うのではなく、目の前にひとつしかないイスを譲り合う姿もあって、イスに掛けた生徒が「ありがとう!」と声をかけ、「あっちあっち!」と空いているイスを教えている。こうしてまだ入学して間もない生徒たちの間にコミュニケーションの輪が広がっていった。
■ この時間は他のクラスでも同じようにフルーツバスケットを行って、クラスの親交を深めている。1年D組では、鬼はみんなの前で名乗ってからお題を上げる。「○○です。よろしくお願いします。えっと、TVが好きな人!」途端にテレビ好きの生徒は席を立って次のイスを探す。クラスのほとんどはTVが大好きなようだ。
■「血液型がA型の人」「弟がいる人」「家がマンションじゃない人」「コゲパンを愛している人」たくさんの題目が飛び交い、個性が飛び出して、みんなの心が少しずつ溶け合っていく。
■ 時おり生徒がお題に詰まると先生は「まだ鬼になってない人は?」とチェックを入れ、手をあげた生徒を「はい!ドン!」とシャッフルさせて、おまけに軽くプレッシャーを入れたりもする。「掃除当番にはまだ多すぎるかな。」
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