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■ 「ひとつの花が咲くために いったいいくつの葉が 冬を越してきたんだろう」この詩にも歌われる通り、生徒たちが卒業する背景には、養育の労苦に耐え、変わらぬ愛情を注いできた親の姿が偲ばれる。続いて校長先生は、最後の授業で卒業生が書いたという文章を紹介した。
■ 「もしも願いが叶うならば、自分の罪の数と重さを知りたい。もし知ることができたならば、どれほど注意深く生きていけただろう。どれほど感謝して心豊かに過せただろう。女子聖学院での中高合わせて6年の間、私はどれだけ誠実でなかったことかと思います。近頃ようやく気付いてきたことですが、こんな私が6年間楽しく過せたのは神様の愛と、先生方や家族のおかげです。ずいぶん生意気な6年間でしたが自分の戒めとして・・・」その心に卒業生の素直な思いを受け止め、文章を読む手をとめてうつむく校長先生。保護者の目にも感涙が溢れた。
■ 「多感な時期にある生徒は反抗して親を困らせたり・・・教師たちも困りましたが、・・・けれどもこのような誠実な魂をもって卒業してくれるのならば、私たちはどんな苦労も厭うことはありません。」
■ 「時は満ちました。」と言い、大きな役目を終えたことに喜びを表す校長先生。数々の言葉を胸に留めて旅立ってゆく卒業生たちは、これからもなお周囲からの愛情を受け留めながら、自立した女性へと成長していく。そして聖学院ではまた、多く生徒らに数々の言葉が投げかけられてゆく。
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