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聖学院小学校 2月のお誕生礼拝

2002年2月20日
by 前田恭子

■ 聖学院小学校のお誕生礼拝を見学させて頂いた。
礼拝の開かれる講堂は校舎の端に位置しており、大きな高い窓がとても開放的で飾らない簡素な空間。
登校後すぐに礼拝が始まるが慌てて走る生徒もなく、各クラスが列になって教室から講堂まで順になだれ込んで来る。静かなオルガンの和音が流れる中、聖書と賛美歌の教書とを、それぞれ手に持ったり小脇に抱えて足早に歩いて来る。全体的に粛々と進行する中、もちろん中には列に遅れて小走りに走り出したり喋ったりしている生徒もいる。
■ 宗教主任の先生が壇上から聖書の引用を紐解く。上級生はもちろん下級生も先生の話に聞き入った後、教頭先生の呼びかけを合図に壇上に30名ほどの2月生まれのお友達が上がり、はにかんだ笑顔で横一列に並んで、校長先生からお祝いのお言葉を頂く。
校長先生は、この世に生を受けた喜びや生きる意味、人間を導くとは一体どういったことなのかを生徒みんなに物語として贈られた。
■校長先生のお話が終わると、全校生徒からお友達へのお祝いの賛美歌を歌う。今まで静かに先生方のお話を聞いていた生徒も、臆せず元気に歌っていたのがとても印象的だった。 礼拝が終わると入場の時と同じく速やかに退場。退場後は係の生徒が残って、楽しみながら壇上の花やピアノの整頓をしていた。こういった係の行動指針にも奉仕の精神が役に立っているようだ。

■授業を見学した後、休み時間に職員室に入ると、誕生日の生徒たちが賑やかな黄色のカードを受け取っていた。 ひとりひとりに用意されたそのカードには「おたんじょうびおめでとう」のメッセージとそれぞれの誕生日の日付けや名前が書かれ、可愛らしいふくろうの親子のイラストで飾ってあった。これは毎回、先生方が手作りでご用意される。イラストは美術の先生の手によるものだそうだ。

■ カードを受け取った生徒たちは、サイン色紙にサインペンで自分の名前や言葉を書いていく。大きかったり小さかったり、一枚の色紙にたくさんの字が並び、自分の名前を書きおえた生徒はお祝いのアメ玉を籠から受け取っていた。 当然、アメは校内で食べてはいけないので、持ち帰って父兄に見せることになるようだ。なくさないように自分の持ち物としてアメの袋にマジックで名前を書いている生徒。全校からお祝いをして頂くため、感謝の意として親から預かってきた封筒を寄付として収める生徒もいた。
■ アメのことを伺った際、ついでに先日のバレンタインデーはどうだったのか先生に質問すると、前日に「バレンタインデーとはチョコレートの日ということではなく、もともとは人に優しくしようという日です」という指導をされたそうだが、後で保護者の方から「放課後の門の外で渡すのは差し支えないですか?」と問い合わせが入り、丁重にお断りしたとのことだった。

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