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『大学はどこへ行く』[10]第二章 大学教育のあり方を問う◆大学評価は必要か
(『大学はどこへ行く』石弘光著・講談社現代新書[要約])

2002年8月30日

 各大学の情報が与えられるような体系的な機関は、現在日本にはほとんど存在しない。唯一用いられている大学を評価する基準は、受験界で跋扈しているあの偏差値である。しかし、大学の評価は「入口」の受験の難易より、入学した後どのような教育がなされているのか、あるいはその大学スタッフがどれだけ研究業績を挙げているか、卒業生が社会で活躍しているか、などの多用な側面から行われるべきだ。

  2000年4月、第三者評価機関として大学評価・学位授与機構がスタートした。確かに第三者による大学評価にはまだまだ反対意見も多く、そのため大学評価を必須条件とする国立大学の独立行政法人化には絶対反対だという大学関係者も多い。しかしアメリカや欧米先進国ではこの第三者評価は当り前になっており、今後偏差値信奉の社会を改めるためにも、第三者機関による評価は絶対不可欠であろう。


『大学はどこへ行く』[9] 『大学はどこへ行く』[10] 『大学はどこへ行く』[11]

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