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最近話題となっている大学生の学力低下問題について考えてみよう。1999年12月の調査によると、全国立大学の77%にあたる学部長が、最近の大学生の学力について「低下している」と回答している。入試に合格しても大学の講義についていけない大学生が急増しており、困った大学では「リメディアル教育」と称する補習授業をやらざるを得なくなってきている。2000年1月の調査によると大学で三割、短大で約二割がこの補習授業を現に実施しているという結果がでている。
このような現状を打破するための解決方法として、次の二点が挙げられる。まず第一に、大学入試の受験科目を見直し、入学後の大学教育に支障がないような体制にすること。これまでのように、受験生を獲得するために受験科目削減を繰り返し、その結果、生物を勉強しなかった医学生を生み出すようなことは避けるべきだ。入試の受験科目は、大学がどんな学生を求めているかを示すものであることを忘れてはいけない。第二に、入学後の学生に対し大学がしっかり教育すること。そのために、成績評価の方法もアメリカのGPA(Grade
Point Average)の導入などにより改善していくべきだ。
この二点を改善するためにも、現在の大学の、特に大学教師の態度を根本的に改めることが不可欠だ。大学間競争の中、各大学がいかに良い大学生を世に送り出すか努力することにより、学力低下の問題はある程度解決されるであろう。
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