by 岡部憲治 2005/09/29
■ §22 と §23 にて「島」や「外国(アメリカ)」で放映されているテレビ(番組)について触れたので、締めとして日本のテレビ(番組)について言及してみたい。 内容の良し悪しはあるにせよ、はっきりいって、「充実」の一言につきる。その理由の一つに
コンテンツのコンバージョン
がある。
例えば、すぐに思いつくパターンは以下のようなコンバージョンだろうか。
※ 多少の違いはあるかもしれないがそれはご勘弁いただきたく m(_ _)m。 実際にはこれに「ゲーム」や「演劇(舞台)」といった要素も加わることが多く、表で直線的に記しているが円状で常に循環できる状態にあるような気がする。 映像産業の本場アメリカでもこれほど豊富な
は行われていないのではないだろうか。
◇ ◇ ◇
■ さらに「バラエティ」番組の豊富さだ。なかでも「健康バラエティ」の懇切丁寧なわかりやすい説明、「世界ふしぎ発見」や「世界ウルルン滞在記」にみるようなクイズをしながら世界や文化を理解できる番組はある意味、「エデュテイメント」というカテゴリーだ。「気軽に見れてお得感」というフレーズが頭に浮かぶ。 ディスカバリーやナショナルジオグラフィックの番組は奥が深くて本当におもしろいのだが、見るには「力」が入ってしまう。それこそ「世界まる見え!テレビ特捜部」でサマライズされた内容で個人的には十分楽しめる。
■ 他にも要素はあるが、つまるところ
コンバージョンによる「編集」あるいは「表現の多様性」
において日本はやはり一芸に秀でているのかもしれない。
■ そのような多様なコンバージョンの蓄積結果として、今日のハリウッドでのリメイクやマンガ・アニメの輸出が増加しているとも考えられる。ただ、一つおもしろいのは日本のコンテンツをリメイクやまんま放映するときに、そのお国柄や日本に対する見方が浮き出ることだ。 留学時の話だが、「シャル・ウイ・ダンス?」の日本語版を見たsociology(社会学)のアドバイザーは「これを見ると日本のサラリーマンの日常風景やストレスが見えるわね。」と社会比較的視点をもって作品を楽しんでいた。だがハリウッド版「Shall We Dance?」ではそれがアメリカの社会に適用するようちゃんとリメイクされていた。つまり、素材がうまく「編集」されているということだ。 (ちなみに、もし制作された順番が逆で、日本でハリウッド版、その後に日本版と公開されていたら日本の観客はどのような反応をしたのだろうか?) また、当時、日本の番組を借りるためにレンタルビデオ屋さんに行くと、なぜかアニメのコーナーには「その業界(映像)」の方らしき人をよく見かけた(どうしてわかるかといえば、市販していないスタジオや会社のロゴ入りジャンパーなどを着ていたから)。特に英語訳されているわけでもないのに借りている様子だった。なにがしかの「インスピレーション」のための「素材」探しだったのかもしれない(「この映画、○○○の影響、ありありじゃないの?」とか思ったりしたことありません?。。。)。 そして、先日、「頭文字D」の実写版(映画)を観に行ってきたのだが、日本に関する描写に関して「違和感」を覚えた。自分だけかもしれないが「外から見た日本」という部分を強調するとあのようになるのかもしれない。 リメイクではなくまんま放送では例えば、「ワンピース」。日本ではオープニングアニメとテーマが連動していてストーリーへの導入としての役割を果たしており、シーズン(クール)ごとに絵も唄も変わる。ところがアメリカだとオープニングアニメは日本とはまったく違う。テーマもラップでそれぞれのキャラクターの説明が歌詞となっているだけだ。エンディングアニメとテーマはない。つまり、「Shall We Dance?」と同様にアメリカ用にカスタマイズされているのだ。
■ 映像コンテンツばかりでなく、英語を巧みに歌詞に取り入れるにしろ、お店の名前に外来語をつけるにしろ、車に色々な名前をつけるにしろ、とにかく、日本人はカスタマイズが上手なのではないだろうか。 そしてその外来語の取入れがうまいがために、逆に「和」が引き立ちもする。例えば、最近の外国での「デザインとしての(日本の)漢字」の人気は日本語が「漢字・ひらがな・カタカナ」という三種混合がゆえに際立つからではないのかとも感じる。なにしろ、漢字の意味はわからずに刺青などを入れる人も多いのだから(笑。
■ 2011年には地上アナログ放送が終了する。今でも地上デジタルや衛星で番組は放送しているが、地上アナログに代わるほど「主流」ではないだろう。 約6年後の世界。2010年もすでに迎えている。またもや「ミレニアム」ぐらいの盛り上がりがあるのではと思いつつそれににもましてテクノロジーが一段と進化していることは間違いない。その時に今までのアーカイブとして蓄積された日本のコンテンツがどこまで世界を席巻しているか。とても楽しみである。そしてそのコンテンツを生み出している(カスタマイズしている)のはまぎれもなく「日本人」であり、今後もクリエイティブな人たちをどのように育てるか。それは今の教育にかかっているのではないだろうか。
PS ちょっと日本びいき過ぎですか?(笑 がんばれニッポン! チャチャチャ、うっ!(あれ?<汗>
世界の中心で、愛をさけぶ
今、会いにゆきます
バジリスク
HUNTER×HUNTER