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by 岡部憲治
2005/11/25
■ 前回、「プレイしてみよう♪」で綴じたがいかがなものか?わかりやすかっただろうか。それともわかりにくかっただろうか。どちらにしても、キーワードとキーコンセプトに触れてみたい。
◇ ◇ ◇
■ Jesse's Ice Cream Stand
「Profit」、 「Income」、 「Cost」、「Demand」
などのキーワードがならぶ。単純に
| コストと需要のバランスでどうやったら一番利益が上がるか |
だ(なぜか日本語にすると難しげに聞こえるのは自分だけだろうか(-。-;)y- ?)。
◇ ◇ ◇
■ Reno's Debt Dilemma
迷路ゲームをプレイするために「work」・「borrow」・「invest」という3種類の方法が紹介されている。
| 1) |
「work」は文字通り「働く」のだ。トークンと呼ばれるプレイするのに必要なコインを得るためにひたすらクリックボタンを押すという作業を繰り返す。つまり「労働」だ。 |
| 2) |
「borrow」ではとりあえず、トークン1つ分のお金を借りる。ただし、借りたのだからそれに対する「利息」を払わなくてはならない。だから「work」の2倍分、クリックを押す作業、つまり「労働」しなくてはならない。
ここで出てくる「Debt」というキーワード。文字通り「借金」なのだが、「Good Debt」と「Bad Debt」が出てくる。自分が余分に労働するのは何のためか。そしてそれはGood DebtかBad Debtか。そんな問いかけがされている。 |
| 3) |
「invest」では「Asset」が登場する。
ここではガチャガチャが「Asset」になる。まずは、ガチャガチャを購入するためにローンを組む(つまり「Debt」が出てくる)。でも、そのガチャガチャが稼いでくれるお金がローンも返して、その後はトークンのお金も稼ぎ出してくれる。これが「invest」ということだ。
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◇ ◇ ◇
■ Pay yourself First
自分にはこのゲームが一番わかりにくかった。Imaという主人公が「もし自分がお金持ちだったらチャリティーに全部お金をあげるのに。。。」と思っているところに友人が登場。 要は3種類の貯金箱、
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−「giving(募金用)」 |
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−「saving(預金用)」 |
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−「investing(投資用)」 |
を用意してお金をうまく使うことで、最終的にはチャリティーに「全部あげようとしていた」お金の額よりも多く寄付できるという考え方だ。「お金はうまくつかわなきゃ♪」だ。
これに関しては習慣の違いや宗教的価値間の違いを感じる。少なくとも寄付やチャリティーが日本よりも根づいていてノブレス・オブリージという概念もはっきりとしているからこのような考え方も出てくるのだろう。(※素朴な疑問だが"Thanks Giving" のGiving はここで使われている「giving」と同じ使われ方なのだろうか?)
余談だが、日本でももらった給料を使う目的ごとに茶封筒に分けて入れておくという家計のやりくりの方法があったと思うが、まさかそこに「募金用」を作っている人はあまりいないだろう。ちなみに、アメリカではチャリティーとして給料から天引きされるシステムもある。まったく違うのだ。
同様に「500円硬貨で30万円たまる貯金箱」などで「貯金」している人も多いだろうが、「預金用」と「投資用」などに分けて貯めている人がいるのだろうか(自分の場合は旅行用かな)?
でも確かに目的別に「貯金」していたらリスクの回避にもなる。例えば、「投資用」で何かに投資して失敗しても、最初から「投資用」として貯めてあるお金なのだから、なくなっても日常生活には影響がない。これがもし、生活費用までも含んだお金をつっこんでしまっていたら後は「借金か破産」のどちらかしかない。
「しっかりと分けることでずいぶん違うもんだ (゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) ウンウン」
ナルホドナルホドであった。
ちなみに、現在公開中の「ミリオンズ」という映画はこのゲームの状況と似ているかもしれない。
ある日、空から22万ポンドのお金が降ってくる。計算高くちゃっかり者で欲しいものを買う兄と神の恵みと思いお金を寄付しようと考える弟の話しだ。じっさいに見ていただければこのゲームとの共通点が理解できるのではないだろうか。
◇ ◇ ◇
■ Jesse's Big Change
「By building assets」すなわち「アセットを構築する」ことがメインで、ゲームでは
| 「アイスクリームスタンド」 |
「アイスクリーム自動販売機」 |
「アイスクリーム店舗」 |
が「アセット」として登場し、さらにそれをどこに設置するかで、一番利益の高い組み合わせを考えてみようという内容だ。
じっさい、高校生用では
「R.O.I(Return On Investment)」
を計算機を使って計算させるようになっている。
◇ ◇ ◇
■ 単純だが、4種類のゲームをプレイすることで1つ1つバラバラだったキーワードのつながりが見えてきた。「Income」にも「Profit income」
と 「Asset income」があり、自分にとって最終的に必要になってくるのは何なのか。
もちろん、ゲームなので現実とは程遠いのであるが、少なくとも
「就職→サラリーマン→年収アップ→退職金」
という道だけではないということが身近になっただけで十分なのだ。
◇ ◇ ◇
■ 実は、順番からいくと、1 & 2 と今回の 3 & 4 ではホームページにアップする順番が逆ではないのかとも考えた。
では、なぜ敢えてそうしなかったのか。それは「アセット」の概念をあらためて考えてほしかったからだ。
ゲームでは「アセット」と定義されているモノは常に「プラスとなるもの」と最初からルールが決められている。リスクを全く考える必要がない。だから「ゲーム」なのだ。
それに比べて「現実社会」はそうあまくはない。「モノ」は「アセット」にも「ライアビリティー」にも傾く可能性を秘めている。
だからこそ、まだ「現実社会」に出ていない年代、即ち「学び」の真っ只中にいる子どもたちにとってファイナンシャルリテラシーの習得は大切なのだ。ましてや、金融や経済のグローバリゼーションは政治よりも速度がはやい。早期レベルでのファイナンシャルリテラシーは急務だろう。
しかし、英語を母語とする者とそうでない者とではハンデの差があると感じるのは気のせいだろうか?大人でさえ苦労する多くの「カタカナ」言葉は、もしかしたら日本語を介せずにそれこそとても簡単なゲームを使って英語のまま学んでしまった方が早いのかもしれない。なにぜ「子ども」の方がのみこみが早いのは言うまでもないのだから。
[参考記事・参考放送・参照URL]
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