2002年入試特集入試速報>入試インタビュー(2002/2/6)

■□■ 共栄学園 ■□■

共栄学園の心

■ 共栄学園の名越先生からうかがった。「今年の入学手続きの人数は、ほぼ昨年を維持できた。近くでは麗澤学園が中学を新設したし、近隣の男子校も昨年よりも応募者を増やしている。少子化、不況、近隣との競合の中、多くの受験生と保護者の方に支持していただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。昨年共学校にしたとき、入学者が、その前の年の3倍に増えた。今年は、たんに共学にしたから増えたというのではなく、共栄学園の教育の質を選んでいただいたのだという証明をしたかった。その証明はできたと思う。生徒と保護者のこの願いにお応えするよう、これからもがんばりますよ。見ていてください。」と大変さわやかなお話を聞かせていただいた。

■ しかし、このさわやかなお話の背景には、凄まじき一年間の努力が横たわっている。教育の質を選択してもらうとは、口では簡単であるが、その実行は並大抵のものではあるまい。そもそも「質」というものは目に見えない価値なのであるから。それをどうやって形に表現したり、実感してもらったりできるのか。その仕掛けを考案し、実行できるというのは、名越先生はプロデューサーとして豊かな才能をお持ちだということである。そしてこのような力が発揮されるようにマネージメントできる校長、教頭の組織化力もすばらしい。この組織化力は、名越先生の才能を発揮させるだけではなく、多くの若い先生方の一体感も作り出している。

■ 毎月のように、説明会を父母に向けて開催している。そのシナリオはとてもすばらしい。共栄学園の教育の「質」が形になっているし、実感もできるように仕掛けられている。具体的な説明をする必要はないだろう。今年の説明会に参加して、ぜひご自分の目で確かめてみてはいかがだろう。

■ 願書受付のとき、保護者に共栄学園を選択した理由についてアンケートをとったそうである。14項目のうち上位5つを列挙しよう。

  1. 共栄学園ならではの中高一貫教育プログラムが充実しているから
  2. 教員スタッフが熱心で、きめ細やかな指導をしてくれそうだから
  3. クラブ活動が熱心だから
  4. 最先端学習プログラムなど教科以外にも魅力を感じたから
  5. 英数国の指導内容が魅力的だから

■ 生徒が社会的自己を6年間で形成していく教育プログラムを知的に説明している先生の姿がこのアンケートに反映している。先生方と生徒との信頼関係、コミュニケーションの温かさを保護者は感じている。教科学習と行事・クラブ活動の質も保護者はきちんと理解できている。説明会が一瞬にして授業に変わる教科の先生方のパフォーマンス、最先端学習プログラムで研究した内容をパソコンでプレゼンする生徒たちの元気のよい姿。

■ 生徒たちは「お花茶屋」という駅を降りて、登校する。この名を毎日目にし、耳にして通うのである。駅を降りるとそこから共栄学園の教育が始まる。花を愛でる気持ちと、日本の最高の文化の結晶である茶の湯の精神。質素な世界から大宇宙を語る知性を共栄学園は育む。世界で活躍する先輩たちに続こうという意志を在校生は持っている。先のアンケートでは将来の大学の志望についてもきいている。第一位は、もちろん国公立難関私大であるが、なかには海外大学の進学も考えている生徒もいるようだ。

■ 英語のプログラムはいうまでもなく万全であるが、日本人として世界を舞台にするには、新渡戸稲造の「武士道」や岡倉天心の「茶の本」などに貫かれているタフな精神と豊かな想像力を共有することが重要である。こんな理想を語り合っている共栄学園の教師陣。この日々の語り、対話からしか文化は生まれない、理想は現実化しない。中学入試が終わると、保護者の気持ちは「がんばれ中学受験生」から「がんばれ共栄の先生方」に変わるだろう。





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