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英語の洗足学園
2005年11月18日
by野田 亜矢子 

以前は「音楽の洗足」として知られていた洗足学園ですが、今では「英語の洗足」としても名が知られています。その中心の柱の一つが「帰国子女教育」でしょう。

洗足学園では12年前から帰国子女を積極的に受け入れており、今では一学年の40名前後、全体の1/6前後を帰国子女の生徒が占めています。中学1年から高校1年までの全ての英語の授業をNative Speakerの教員が担当し、日本人の英語科の教員と協力しながらプログラムを組んでいます。そして、北米の中学生が実際に使用しているテキストを輸入し、アメリカの学校と同レベルの授業を行うことが海外で身に付けた英語力によりいっそう磨きをかけており、帰国子女をひきつける魅力の一つでしょう。

『帰国子女の生徒は勿論、高い英語力を持っています。しかし、英語力以上に他の生徒に良い刺激をあたえているのは、何よりも海外経験からくるモノの見方の違いや思考の拡がりです』と英語科主任の三好先生は語ります。

ある帰国子女の生徒は、「カナダに住んでいる間に日本とは違う現地のテレビや新聞を見て、日本の情報は偏っていると実感しました。海外では、その国のニュース以外にも、他国のニュースや、英語以外のニュースがあり、チャンネルを変えるだけで他の国のことを知ることができたのです」と話してくれます。また、「多民族・多文化国家であり、ハンバーガーを食べている人の横でイスラム教徒がラマダン*をしているなど、様々な国の文化が入り混じり、合体してカナダの文化になっていることを感じました。お互いの違いを認め合いながら自分の考えを主張する必要性と、相手の目線に立つことの重要性を体感できました」と教えてくれました。

彼女のような帰国子女以外にも、たくさんの国籍やバックグラウンドを持った生徒が在籍していることが、学園全体に漂うグローバルな雰囲気の秘密のようです。そして、様々な体験から得た国際的な視野や価値観を身に付けた生徒達が学内での国際化に活力を与えています。このような刺激が、帰国子女、そして一般生のグローバルな意識を高めているのではないでしょうか。
学校HP:http://www.senzoku-gakuen.ed.jp/

*ラマダン
イスラム教徒の義務の一つである「断食」を行うヒジュラ暦の第9月のこと。この月の日の出から日没までのあいだ、飲食を絶つ。





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