芝浦工業大学中学校の2006年度学校案内の表紙と裏表紙を見ると、つながって1枚のポスターのようになっており、そこには大きく「科学者の卵、発見。」と記されています。「科」「卵」「発」それぞれの字の1箇所がロボットの「ボクサー君(6足歩行ロボット)」になっているところと、そのボクサー君の拡大写真が掲載されているのがポイントになっています。
このボクサー君は、毎年夏休みに学園で行われている「小学生ロボットセミナー」の際にも作るもので、見た感じはクワガタムシのようですが、いったいどんなふうに動くのか、どうやって作るのか気になるところが入口となっているあたりが、「どうして?」や「驚き」を大切にしている芝浦工大ならではのサプライズのような気がしてなりません。(ボクサー君掲載パンフは学校HPのこちらのページから)
また、この3日間のロボットセミナーは、芝浦工業大学の主催となっており、大学の先生がロボットのしくみから組み立てまで教えてくれ、最終日にはデザインコンテストとバトル大会という楽しいイベントまであるものです(申込制・有料)。
ご存知の通り、多くの私立中学校でオープンスクールや体験学習が行われるようになりましたが、小学5・6年生向けに大学の先生によるセミナー開催があるのはこちらと系列の芝浦工業大学柏だけと言ってもよいのではないでしょうか。もちろん、高大連携によって、高3から大学の講義を受け、それが大学進学後に単位として認定される制度も実施していますが、この「中高大連携」は小学5年生から体験することができるのです。
数年前、文化祭の「芝生祭」に参加させていただいたことがあるのですが、その際、「あれもやってみたい、これもやってみたい」と各ブースを走り回ったり、手の込んだ精密な作品の数々を見て驚くだけでなく、触ったり動かしたりしている小学生にたくさん出会いました。そして、「すごいだろう、いっしょに作ってみない??」と嬉しそうに声をかける生徒さんたち。「これどうなってるの??」─「さあ、どうなっているのかなあ??」とけっしてすぐに答えを教えるのではなく、興味を引き出してあげている姿を見て、ああ、これがこの学園の姿なのだなと思いました。
"「驚き」こそ「知」の始まり""「ものづくり」こそ国を支える唯一の道""「わかる」「できる」という自信が本物の「生きる」力を育む"というフレーズからは、好奇心いっぱいのキラキラした生徒さんたちの「目」とともに、動かす「手」や喜ぶ「笑顔」が見えるような気がします。「ものづくり」の楽しさがどんどんふくらむ学校は、「驚き」でいっぱいでした。
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