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丘の上にひろがる栄光の輝き
2006年1月6日
by 山本真美 

 白衣の大船観音に見送られつつ登る栄光学園への上り坂、通称「栄光坂」は、一度体験したら忘れられないなんとも不思議な空間へのいざない・・そんな言葉がピッタリの15分間を与えてくれます。もちろんバス便を利用すれば駅から2分ほどなのですが、さらに先にある女子校の生徒さんたちといっしょに乗車するのは男子校生にとっては気恥ずかしいものらしく、ほとんどの生徒が徒歩で毎日この坂を登ってくると数年前の説明会の際にうかがいました。

 けっして急な坂道ではありませんが、緑の丘へと向かう一本道が続いているせいでしょうか、登りきったときの達成感、開放感のようなものが格別のように思われました。11月初旬だというのに紫色の朝顔が道の両側の山肌や住宅の壁を這うように咲き乱れていたのが今でも忘れられません。年間を通じて温暖な気候であることが想像できました。

 坂を登りきった左手が学園の正門となり、そこから突然パーッと視界が開けます。ウワッと思わず声が出てしまうほどの広大な敷地が広がっていることにまず驚きました。さえぎる物がなく、富士山が美しく迫るこの景色のいったいどこまでが敷地なのだろう・・そんな思いが浮かんできます。まるで雲の上にそびえ立つかのような学園に、どこからともなく「すご〜い」という感嘆の声があちこちから聞こえ、うなずき合う顔に自然と笑みがこぼれているのがわかりました。まだ、誰も何のお話も聞いていません。会場へと続くアプローチだけでこれほど参加者を魅了する学校が他にあるでしょうか。

 説明会では、『Man for Others = 人のために人になること』、『多くを与えられたら多くを望まれる』というフレーズが印象に残りました。そして、そのためには本人の「意欲」と「覚悟」、「家庭との連携」が必要であることを強調され、受験についても最終的には"お子さんの意志"で決めさせてほしいと言われます。ここではけっして"ご家庭で相談して"というフレーズはでてきませんでした。

 トイレ掃除まで自分たちでしているという話は聞いていましたが、どの施設も本当にきれいに掃除が行き届いていました。あたりまえのことなのかもしれませんが、施設も気持も「大切に受け継いでいる」様子にとても感動したのを覚えています。そして、恵まれた栄光の丘は、たくさんの「意欲」と「覚悟」できらきらと光っているような気がしました。

学校HP:http://ekh.jp/




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