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私たちの成城学園中学校には、独特の校風があります。それは、たとえばぶどう酒が長い歳月をかけて熟成していくように、この成城学園の地において、創立以来80年有余年の歴史の中で、この学園にかかわった数多くの人たちのさまざまな営みの積み重ねの上に自然に形作られてきたものです。
この伝統的な校風の中で3年間を過ごし巣立っていった一人の卒業生は、たとえば次のような言葉を残しています。「人と共に生きていく、ということも学校で学ぶべき重要なことなのだと、中学校生活そのものが教えてくれた。勉強は授業をしっかりと聞けば家で一人ででもできるが、人と共に生きていく、ということは学校のように多くの人が集まる場でなくては学べない。」また別の卒業生は、「いままで3年間は側にいつも誰かがいた。無意識に人を信じることができていた。それは学校の環境が原因だと思う。この学校に感謝したい。」と言っています。この学園の自由でのびのびとした環境の中で、勉強に、学校行事に、部活に、そして友や教師との語らいの中で時を送るうちに、知らず知らずのうちに身につけたもの、その価値は今は自覚できないかも知れないが、それは将来必ず自分の中に力となって生き続け、自信と勇気を与えてくれるかけがえのないものとなるに違いないと確信しています。
感受性豊かな中学生の時期をこの成城学園中学校で過ごし、物事を貪欲に吸収し、たくさんの人と出会い、喜び、時には悩み、自分を大きく豊かに育てて欲しいと願っています。
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