Q.梅沢先生自身が、前提思考を崩していくような多角的な視野をお持ちですが、そういった発想を持つ秘訣のようなものはありますか。
A.今良かれと思ってやっていることにNoをつけて考えています。「〜しないとしたら」と考えることで、新しいものが見えてきます。
Q.生徒たちをどのように乗せていくのか、そのポイントは何かありますか。
A.さりげないことを褒めています。目立った大きなことではなく、何気なくやっていることを褒めるようにしています。自分でもいい発見をしたなと感じて、それを生徒にどう伝えようか考えると、楽しくなります。
Q.250万人の規模になりえるという話がありましたが、それは学校発信の社会的な活動ということになると思います。そのような活動にどうつなげていこうと考えていますか。
A.一番簡単なストーリーがあるとすれば、参加している生徒の誰かが、それに関わるような職場を目指し、影響力のある発信をしていくことです。もう一つの方向性としては、まだ生徒には伝えてはいませんが、明確な結果が出ています。そのことを喜ばない私学はないはずです。結果的に経費削減にも繋がっているわけですから。そこから広がっていく可能性が生まれます。そうなると、新しいコラボレーションの形が生まれると考えています。
Q.30人いた生徒が16人に減ったということでしたが、環境問題のような活動であれば、頻度は高くなくても参加したいという生徒は参加してよいと思うのですが、どうお考えですか。
A.まったくそう思います。ただ生徒たちの心の葛藤を考えると、今その道に入るのは危険かなと感じています。戻りたいという意見はあるよという話はしていますが、まだそこに踏み切れないようです。
Q.先生は降順の考え方で進めても、生徒は昇順でやっていきたいということは多くあると思います。そこの折り合いはどうつけていますか。
A.活動前半で私が引っ張っていたときは、折り合いをつけていません。ごみ箱の表示のように現実として結果が出ていることで生徒に気づきはあったと考えています。現在生徒からは「ごみを拾いたい」といった意見が出ています。僕がやろうと言えばすぐに解決しますが、そうはしたくないのでしていません。逆に生徒にはそれがストレスになっていると思いますが、楽をさせたいわけではないので、どうしていこうか考えています。
Q.生徒の発表のなかに花王とサントリーの人の話が難しかったという意見がありました。そこでとどまらずに、わからなかったポイントを乗り越える振り返りのようなものは何かありますか。
A.正直難しい内容だったということはあります。優先順位や集まりの都合でフィードバックできていない面もあり、また事前の伝え方などで失敗したなと感じている部分でもあります。同じ失敗をしないように考えています。
個々で質問をするのではなく、話し合う過程を設けたことが大きかったのか、これまでの2回の授業に比べても活発な質疑応答が行われました。そうじて生徒と先生の考えのギャップをどう解消するかに特に注目が高かった様子です。