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学校探求【9】〜さらに進化する八雲学園
2006年4月11日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)

◆ かつて「ホンマノオト」で「進化する八雲学園」を書かせて頂いた。そこで「アカデミック・プログラムとアート・プログラム、そしてプログレッシブ・プログラムが生徒中心的な教育というコミュニケーション教育によって統合されているのが、同学園の教育の充実した質なのである」と述べた。

◆ それから2年たった今、八雲学園の教育の質は大学合格実績というスコアにもきちんと反映することが証明された。今春のMARCH以上の合格実績は、横浜市立大学(1)、都留文科大学(1)、釧路公立大学(1)、早稲田大学(2)、明治大学(5)、青山学院大学(9)、立教大学(3)、中央大学(4)、法政大学(11)、東京理科大学(2)で、計39名。卒業生が119名なので、MARCH以上の合格率は33%。これは昨年の23%を大きく上回る。

◆ センター入試において今年はじめて導入されたリスニングテストについても、八雲学園の生徒たちは、自信をもって臨むことができ、8割程度の得点に到達していたそうだ。プログレッシブな英語教育の成果も証明されたことになる。

◆ 今後八雲学園はどのような方向に進むのだろう。八雲学園の併願校を見てみると、香蘭女学校、玉川聖学院、洗足学園、田園調布学園・・・。学校選択者の側の嗜好性からすれば、先進的で総合的な教育力に大いに期待し、その教育力の結果として東京大学まで合格する力を当然修得できる学校であって欲しいということだろう。

◆ 果たしてどういう舵取りになるのだろう。私見では、おそらくアメリカの大学に次々と進むことになるだろうと思う。というのは、姉妹校のケイトスクールとは全米でも相当有名なプレップスクールであり、ここの生徒たちとの交流ははかり知れないシナジー効果をもたらすからだ。

◆ また、グローバリゼーションの時代といっても、日本の大企業はまだまだ東大早慶上智。学歴主義はなくなりそうもない。しかし八雲学園の生徒たちは、ケイトスクールとの交流で、広い世界を体験している。そのような日本の大企業(しかもまだまだ男性優位組織)で、自分の立身出世のために働くというキャリア・プランは立てないだろう。

◆ 国際的な社会貢献という活躍をしながら女性としての新しい幸せを貫くOGがたくさん輩出される学校というベクトルだと思う。なぜ21世紀は女子教育か。そのモデルになるだろう。



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