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学校探求【7】〜品川女子学院の持続可能性
2006年4月5日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)

◆ 4月1日、品川女子学院新校長に漆紫穂子先生が就任した。もともと漆新校長先生は同学院の成長に尽力してきたので、大きな変化はないだろう。パワフルな同学院の教育力をどこまで持続可能にしていくのかというステージにシフトしたと見るのが妥当かもしれない。

◆ 品川学院ニュースともいうべき「白ばらチャンネルVol.3(2006.3.5)」によると、昨年に比べ(2006年3月3日現在)、早・慶・上智の合格実績数は25名から28名と増加。MARCHに関しては54名から68名に増加。早・慶・上智・MARCHトータルでは前年比130%という勢いである。しかも浪人生は含まれていない数字だ。国公立大学の集計は3月の下旬とあるから、そろそろ公表されるだろうが、同じように勢いがよいに違いない。卒業生の半分以上が国公立・早・慶・上智・MARCHのいずれかに進むということになりそうだ。

◆ ただし、この実績は6年間受験勉強一本に絞った結果ではない。品川女子学院には5つの教育目標がある。「@世界〜いまある世界に目を向けながら、将来世界で活躍できるよう学びます。A日本〜世界のどこにいても、日本に誇りを持てるよう学びます。B女性〜女性ならではの個性を磨き、社会の中で生かせるよう学びます。C教養・才能〜大学に進学できる知識だけでなく、将来社会で活躍するための基礎としての教養を学びます。D夢〜自分の夢を見つけ、育み、実現できるよう学びます。」

◆ そして最もわかりやすいのは、このような5つの目標それぞれに対応するプログラムが編集・実行されていることだ。@に対しては「海外研修・留学」が対応。Aに対しては「日本を学ぶ」プログラムが対応。Bに対しては「女性教育」が総合学習と国語科の中に存在する。Cに対しては「社会の中で自己実現」を目標とする総合学習が対応。Dに対しては「28プロジェクト」が開始している。

◆ 一般には、これらのプログラムは、教科横断的に行われているとか部活や多様な学校行事に織り込まれている、つまり見えないカリキュラムであると言われがちであるが、その見えないカリキュラムを形にできているのが品川女学院である。形に表すというのは、ある意味創造的作業だし、時間のかかることである。草創期は、そのような作業に集中していること自体にエネルギーが充満して活気がある。今後はこのできあがった形に常に新たな息吹を吹き込まねばならないが、それは品川女子学院の在校生とOGの心がけ次第である。優れた生徒ベースな学校で在りつづけることが同学院の要であろう。



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