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学校探求【5】〜東京女子学院の教育改革の成果(2)
2006年4月3日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)

学校探究【3】(2006年3月17日)で、東京女子学院(以降TJG)の教育改革の成果について、「英語力と小論文編集力があれば、まずは早稲田、慶応、上智あたりをねらうことは可能になってくる。理想と現実の統合の成果は、もうすぐ現れるはずだ。」と予想したが、その予想が早くも今春の大学合格実績で現実化した。「もうすぐ」というのは改革が始まってから6年たったらということを意味したつもりだったが、改革4年目に影響が現れたのだ。

◆東京外国語大、首都大学東京(看護)、早稲田、上智、明治、中央、法政(3人:文系2人、工学1人)、津田塾(2人)、東京女子大(3人)、日本薬科大、国立音楽大、女子美術大・・・。卒業生が40人ほどであるはずだから大学の難易度からいっても、生徒たちは相当なチャレンジをし、成功している。実績数以上に驚いたのは、キャリアデザインが多様だということ。文系、理系もバランスよく選択されているし、学部や学科も、外国語、国際文化、人間環境、教育、経済、薬学、看護、工学、音楽、美術・・・と、多肢に分かれている。

◆4大進学率も、56%(03年)→60%(04年)→67%(05%)→74%(06年)と右肩上がりのようだ。このスコアは教育改革の効果が徐々にでてきている証の1つであろう。英語教育の改革、小論文指導の広がりが大きな影響を与えたことは間違いないだろうが、吉田教頭先生の数学科への影響もあっただろう。そして、弦楽の特別授業や美術館まで設置して芸術教育に力を入れている教育空間や芸術カリキュラムの土台も生かされただろう。そうそう、OGのサポートも忘れてはならない。

◆英語教育の改革がTJGの潜在的な教育力を見事に顕在化させた、あるいは学内のあらゆるリソースのシナジー効果を生み出したケースとして、今後注目に値する私立中高一貫校なのではないだろうか。


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