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| 学校探し(67)〜自由な雰囲気と密度の高い武相学園 |
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2005年9月30日 by 本間勇人(honma@netty.ne.jp) |
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◆ 「坂道を下る速さで終わる夏」。武相学園(以降「武相」)の在校生による「はみだし俳句・川柳」の1句。横浜市の高級住宅が立ち並ぶ閑静な丘の上に武相はある。神奈川県から通う生徒が90%以上。しかし、渋谷駅から学校まで40分圏内であり、東京エリアからも近い。 ◆ 男子校は東京エリアでも少ないのだから、男子校選択者にとって武相を知ることは、選択の幅を広げることになる。東京に居を構えている男子受験生にとっては、新発見とも言える学校になるはずである。 ◆ 学園祭に訪れて感じたことは、男子生徒ばかりなのに、素直で自由で創造的な生徒が多いということだ。これは何も学園祭だからそうなのだというわけではない。教師と生徒のコミュニケーションスタイルが、実に創造的で、インタラクティブなのだ。男子校の教師は一般的に抑圧型のコミュニケーションスタイルに偏りがちなのだが、それがない。 ◆ これは学内の組織構造に大きな特徴があるからだ。ともすれば学校の運営は縦型組織になりがちなのだが、武相は横型組織の連携パワーも働くようになっている。組織論的にはメンバー1人ひとりのやる気が生まれ、自由な雰囲気に満ち、かつ協調系になるので、組織全体の活力がパワフルになる。実は開成学園の組織構造に似ているのである。その証拠に100人もいる教師が、一丸となって生徒募集戦略を練って実行し、片方では進路指導をきめ細かく実施している。 ◆ そして中学の1クラスの人数は25人。これは慶応普通部のクラスサイズに近い。というよりも、アメリカのプレップスクールのクラスサイズといってよい。この人数だと、議論やコラボレーションが生まれやすい。教師も大きな声をださなくてよいし、自然と和やかな雰囲気で授業を進められる。OECD/PISAの報告にもあるように、学級雰囲気の質がよいことは、大事な学力の背景なのである。 ◆ 教師の組織構造、生徒の学級雰囲気が自由で活力があることが、武相で密度の高い教育が行われる理由だったのである。グローバルな流れでいけば、3T時代である。つまりTalent(才能)、Technology(技術)、Tolerance(寛容)の3要素が未来のクリエイティブ・リーダーを形作ると言われている。この要素がすべてある学校がクオリティースクールだし、エクセレントスクールである。武相もまさにクオリティースクールだ。 ◆ 東京エリアの学校選択者は、武相の説明会にでかけよう。子どもにとって学びの価値の高い場に触れることができるはずだ。「テスト前シャーペンの芯低燃費」。こんなに勉強に熱心に楽しめる学校はなかなかない。 |
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