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| 学校探し(63)〜全ての面でエクセレントを目指す洗足学園 |
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2005年6月29日 by 本間勇人(honma@netty.ne.jp) |
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◆ 「人間形成の面でも学力形成の面でも、洗足学園が目指しているのは、常に"エクセレント"です。それも単なる形でなく、あらゆる深みを伴った本質においての"エクセレント"の教育です。決して慢心することなく、全てにおいてオンリーワンを目指し、限りなき挑戦への歩みを決して緩めない学校であり続けたいと考えています。」 ◆ この文章は、洗足学園校長前田隆芳先生の「洗足の『限りなき挑戦』」という宣言文の冒頭部である。洗足学園は、大学進学実績において大飛躍を果たしているし、良質の教育活動・プログラム実践の成果もあげている。≪学校選択リテラシー≫から見ても、エクセレントスクールとして認定されている。 ◆ しかし、前田校長先生の挑戦は限りない。この程度のエクセレントでよいという限界はなく、それは常に超えなければならないという気概をお持ちである。だから、たとえば英語教育を支えてきた一つの柱であるアメリカ留学プログラムも毎年進化している。 ◆ その証拠に、このプログラムの長年の実施によって、洗足学園はグローバル・コミュニティー拠点に転換しようとしている。一方通行的に洗足学園の生徒たちがアメリカに留学しに行って帰ってくるだけではなく、留学した先のホストファミリーや高校の生徒たちが学園を訪れるようになっているからだ。 ◆ 今年の3月にはネズビットさんがやってきた。洗足学園のアメリカ留学生の現地コーディネートを行っているJESのアドバイザーで、洗足学園生のみならず、ホストファミリーのケアもしている。ご本人も大学時代、日本に留学していて、留学時のメリットや悩みも共有できるし、日本語も堪能である。アメリカ留学をした卒業生や在校生がネズビットさんと再会を果たし、大いに盛り上がったという。 ◆ また、6月には洗足学園生が参加しているアメリカのサマープログラムや中期留学プログラムなどを実施しているWestern Christian High Schoolの15人の生徒たちがやってきた。彼らは洗足学園の在校生の家庭にホームステイし、本格的な異文化交流の場を洗足学園に創ったのである。15人の生徒たちは優れた聖歌隊(choir)のメンバーで、演奏旅行も兼ねていた。韓国経由で日本を訪れていたのだが、両国の教会や学校で、天使の歌声を披露したことだろう。 ◆ そして、留学プログラムそのものであるが、これも実はここ数年で大きな転回をしている。米国現地のプレップスクールの通常の授業にそのまま入り込むというタイプで、このような中長期の留学プログラムを実施しているところは、実は私立中高一貫校の中では、あまり例のない大胆なプランなのである。 ◆ ホームステイプログラムと現地校プログラムを融合したこの洗足学園のアメリカ留学プログラムは、米国に入国するやそこからは完全に英語の世界であり、生徒たちにとっては、ワクワクドキドキであると同時にハードでもある。半年なり1年なり楽しみながらも悩みながらも通過してくると、生徒たちはみな、英語力がついているだけではなく、人間的な側面も知的な面も、骨太の人格を形成して帰国してくることになるようだ。フェアウェル・パーティで、ホストファミリーと別れる挨拶の段になると、必ずや涙・涙・涙の交流になるそうだ。国を越えた人と人との絆の大切さに気づく経験や異文化で直面した苦悩の経験は、実は留学生たちの進路に大きな影響を与える。 ◆ そこで6月、7月には、「米国大学への進学を見据えた留学」講演会が実施されることになった(生徒対象用と保護者対象用の2回に分けて実施。それぞれの興味と関心の違いに配慮するという教育的見地から)。国際舞台で活躍する「夢と希望」を実現するためには、半年あるいは一年の留学体験の延長上に米国大学という進路選択も考えたいという生徒たちが出てきたのである。従来は数人がそういう希望を持っていたし、毎年2、3人は海外大学に進学しているが、20人以上の生徒が興味を持ち始めてきたというのは、驚きである。長年の留学プログラム実施によって、洗足学園の学校文化に、グローバルな要素が完全に定着したということを示唆しているのかもしれない。 ◆ 講演は、自らも留学を体験し、UCLAを卒業している岡部憲治氏(NTS教育研究所 国際教育情報室室長)によって行われた。氏の留学体験、米国大学のシステムや留学するための準備手続き・心構え、そして米国大学も含む進路選択などが中心だったようである。「日本の大学とのシステムの違い 」「アメリカ大学ランキング説明(偏差値ではないということ)」「アメリカ大学卒業生ネットワークについて」など生徒たちが自分で調べるとなると膨大な情報を収集・整理しなければならないような話や実際に米国大学を卒業していなければわからないような貴重な情報が語られたという。洗足学園から毎年10人以上の米国大学進学者が輩出されると、ますます洗足学園はグローバル拠点になるし、それは学校文化として教科学習以上の効果を在校生に与えることになるだろう。 ◆ 洗足学園は、英語教育1つとっても、このように進化し続けている。これは他の教育活動でも同様だ。前田校長先生にとって、エクセレントとは立ち止まらないことであろう。「洗足の『限りなき挑戦』」の最終パラグラフで、「"エクセレント"への道程はまだまだ長く、そして険しいでしょう。終わりのない旅路なのかもしれません。しかし私たちはもう走り始めています。絶対に諦めることなくその目標を目指して努力していきます。」と語られている。エクセレントへの道を追い続けるという条件を満たせる学校こそ≪未来を創る学校≫に他ならず、洗足学園はまさにそうなのである。 |
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