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| 品川女子学院の教育力の飛躍 |
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2005年4月13日 by 本間勇人(honma@netty.ne.jp) |
| ◆ 品川女子学院は、2005年4月10日現在の大学合格状況の抜粋を公開した。同学院の卒業生に占める東大、早稲田、慶応、上智、MARCHの合格合計数は40%を超える。サンデー毎日のリストに掲載されていたとしたら、かなり上位にランク入りしていたはずである。(参照→http://eri.netty.ne.jp/honmanote/selection/2005/0414.htm)
◆ この大学合格実績の躍進は、受験勉強の成果というより、それぞれの生徒が自分の将来像を描き、その目標に向かってどのように問題を解決していったらよいのかその環境を品川女子学院の教育力が整えたことによる。それは品川女子学院の多彩な行事や独自のそして外部ネットワークと連携した総合学習を構築しているところからもわかる。 ◆ しかし、なんといっても、東大理一に進学した2004年卒業生のメッセージからそれははっきりとわかる。このメッセージを紹介しよう。「私の品川女子学院での学校生活はとても有意義なものでした。部活動や学校行事にはそれぞれ素晴らしい思い出がいっぱいです。また、私にとって学校は居心地が良く、受験前はよく学校の自習室を利用しました。丁寧に質問に答え、親身になって相談に乗ってくれた先生方には本当に感謝しています。大学に進学しても品川女子学院での様々な経験を大切にし、充実した生活を送りたいと思います。」 ◆ 5文で構成された180字ぐらいのメッセージだが、ここに品川女子学院の教育力のすばらしさが圧縮されている。一文めの出だしは強烈。「私の品川女子学院」というフレーズは自分の学校に対する誇りが込められている。二文めからは、生徒間を中心とする人間関係の葛藤のつらさやそれを乗り越えたときの歓喜が目に浮かぶ。要するに良好な人間関係が学院にあることを物語っている。三文めは、巧まれた教育空間の存在を意味している。四文めは、双方向的でパートナーシップが先生と生徒間で育まれていたことを表現している。SCC(学級雰囲気)が良好で、丁寧なコミュニケーションがあるということだろう。最後の5文めはすごい。未来に向かう原点が品川女子学院です、同窓生の故郷ですということを認めているということだ。 ◆ 「学校への誇り=教育理念の貫徹」「よき人間関係の形成」「教育の意図が反映した空間デザイン」「教師の質のバロメーターとしての丁寧なコミュニケーション」「同窓会のアイデンティティの形成」という5つの要素が卒業生のメッセージから読み取れるが、これらがすべてそろっている学校も決して多くはない。品川女子学院の教育力の秘密はこういうところにあったのだと改めて感心した。 |
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