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| 学校探し(28)〜神奈川学園はもう1つの「さくら」の学校 |
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2004年12月20日 |
| ■ 神奈川学園は「さくら」をルーツ・メタファーとしている学校である。桜蔭の生徒ばかりが「さくらの生徒」なのではない。偏差値の尺度からいくと桜蔭にはまだかなわないが、クオリティーのスコアは桜蔭よりもワンポイント高い。今はクオリティー・スクールであるが、大学合格実績も洗足学園や東京女学館と肩を並べる日も近い。つまりエクセレント・スクールになる有望な「未来を創る学校」である。
■ とにもかくにもまず神奈川学園のホームページを見て欲しい。これほど説明責任を果たしている学校は他にない。2005年入試も1月に説明会を開催するが、例年この1月の説明会に初めて参加し、ホームページ以上の同学園の教育力のすばらしさに共鳴して、直前に第一志望とする受験生もたくさんいるぐらいである。同学園の先生方のビジョンがいかに明らかであるか、その実践力がいかに確固たるもであるか、そしてそのことが伝わるようなプレゼンテーション能力を普段からいかに鍛えぬいているかがよくわかる。 ■ このような教師陣だからシラバスや土曜講座、オーストラリア研修(AUS:中3全員参加)、フィールドワーク(FW)など独自のプログラムと教材開発が可能なのだろう。そしてもっと驚くべきことは、「現代評論」と「人間総合」と「社会総合」という三位一体学習プログラム。あらゆる勉強、体験、クラブ活動などの教育活動のベースに、批判的思考と人間、社会の諸関係を結びつける神奈川学園の大きな思想が存在しているということである。これはある意味見えないカリキュラムなのかもしれないが、それをプログラムとして顕在化している教師の力量がすごい。 ■ 当研究所岡部憲治氏と筆者の論述(「未来を創る学校〜首都圏私立中高一貫校新選び方」2004年)では「2050年」の世界コミュニケーションの変化に耐えられるあるいは変化を創造するほどのリーダーを輩出できる学校の選択を提案しているが、神奈川学園はそのような学校選択リテラシーの典型的な対象校である。 ■ 新校舎の建築も着々と進行しているようであるが、この設計デザインのコンセプトも実に新鮮かつ深みがある。新しい教育空間で学ぶ生徒は、さらに豊かな感性と考えるコミュニケーションを空間によって示唆されるであろう。認知心理学者ギブソンの「アフォーダンス」的な手法が活用されていると推察(これについては「未来を創る学校」第5章§10を参照されたい)する。このような神奈川学園の教育クオリティーの高さを見抜ける保護者が増えてきたということは、神奈川エリアの保護者の「学校選択リテラシー」というか見識が高くなったということでもあろう。もはやフェリスや横浜雙葉、横浜共立だけが学校ではないのである。クオリティーでは神奈川学園の方が高いと筆者は判断する。
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