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学校探し(6)〜ロゴス中心主義の暁星 |
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2004年10月27日 |
| ■ 男子マリア会が母体の暁星は今年で創立116年を迎える。「未来を担う青少年を育成する」ことを目標としているが、その育成プログラムの中心は、ロゴスである。「はじめに言葉があった。言葉は神とともにあった」というヨハネの福音にある通り、ロゴスとしての言葉を大切にしている学校である。
■ ロゴスはまた神の愛である。この「愛」によって家族、社会、友達がつながることを大切にしているのだが、結局その「愛」もロゴスによってコミュニケーションされるわけである。なんだか美しすぎるが、そう簡単ではない。相当骨太な言語能力を養うプログラムが存在しているはずである。 ■ その片鱗は、入試問題でまず表れる。2005年の入試から面接がなくなるのだが、その理由が他校と一味違う。受験生の思考過程や感性は国語の記述問題の解答を通して見ることができるからであるというのだ。たしかに今年の問題などは、母親にかけられるストレスに対する息子の防衛機制を説明させる問題や、自分の体験におきかえる実存的な関係意識を表現させる問題など、思考の深さを問いかける記述式問題が出題された。もっとも、面接をしても多くの受験生が「サッカーをやりたいから」と回答するであろうから、あまり意味がないということだろうが。 ■ とにかく、入試における国語という言語教科は、このように教養の領域までカバーしようという意識がはっきりと表れているのである。6年間の言語教育で特徴的なのは、フランス語を第二外国語として学ぶという点だろう。修道会の歴史的な意味からフランス語をやるのだろうが、だからこそかえって文化としての言語教育という色合いが強いはずである。EUにおけるフランス語の地位は低くなっているとはいえ、アメリカナイズされている日本の生活文化において、多角的な視点を養えるだろう。 ■ それにしても暁星出身の司法試験合格者までホームページで公開するとは、同校の言語教育の奥行きの深さを感じざるを得ない。
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