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2005年学校選択クオリティー指標

2005年9月15日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)

◆ 12の学校選択指標(※)とR4偏差値(2005年7月)の相関グラフを作った。クオリティースクール、エクセレントスクール、エリートスクール、トラディショナルスクールという4つの学校カテゴリーの新バージョンである。対象は首都圏の私立中高一貫校200校。情報やデータが入手できる範囲であるが、およその傾向がつかめる。

◆ 【グラフ−1】によると、昨年同様、偏差値の高低にかかわりなく、良質学校が存在する。偏差値はそれ程高くないが、クオリティーの高い学校、偏差値もクオリティーも高い学校、偏差値は高いがクオリティーはそれほど高くない学校、偏差値もクオリティーも伝統的な雰囲気を示している学校。いずれが選ばれるかは、学校選択リテラシーと嗜好性によるので、どれが正しいとかそうでないという問題では全くない。

◆ ただ、現状の学校選択の傾向は、時代の教育観や学習観などのパラダイムの変化を探究する上で重要である。私立学校がどのような教育ビジョンを展開し、一方で保護者や受験生はどのような学習観を必要としているのかについて考えるのに役立つだろう。

◆ さて、今回は【グラフ−1】の学校選択クオリティー指標が2.8以上になった学校を列挙しよう。並べ順は、順不同。とくにランキングなどの意図はない。女子校、男子校、共学校合わせて96校になった。昨年77校に比べて増加したのは、各学校の戦略的な仕掛け作りの成果がでてきたと考えられる。(参考→ホンマノトオ2004年8月16日

◆ 男子校→聖光学院、慶應義塾普通部、開成、栄光学園、麻布、武蔵、逗子開成、駒場東邦、須高原海城、海城、芝浦工業大学、筑波大学附属駒場、早稲田、世田谷学園、桐朋、横浜、京北、立教池袋、武相、本郷、暁星、京華。

◆ 女子校→女子学院、共立女子、、東京女学館、湘南白百合学園、女子聖学院、洗足学園、神奈川学園、晃華学園、立教女学院、八雲学園、桜蔭、東京純心女子、横浜雙葉、中村、戸板女子、頌栄女子学院、白百合学園、聖セシリア女子、江戸川女子、桐朋女子、カリタス女子、白梅学園清修(2006年新設という条件で)、雙葉、品川女子学院、共立女子第二、鎌倉女学院、フェリス女学院、普連土学園、日本女子大附、聖心女子学院、横浜女学院、浦和明の星女子、聖園女学院、三輪田学園、恵泉女学園、和洋国府台女子、豊島岡女子、富士見丘、東洋英和女学院、昭和女子大昭和、吉祥女子、富士見丘横浜、東京女子学園、東京女子学院、田園調布学園、跡見、香蘭女学校、光塩女子学院、横浜共立学園、横浜英和女学院。

◆ 共学校→慶應湘南藤沢、渋谷教育幕張、芝浦工業大学柏、慶應義塾中等部、自修館、江戸川学園取手、渋谷教育渋谷、桐蔭(共学のカテゴリーにここでは入れる)、早稲田実業学校、聖徳学園、常総学院、浦和実業、かえつ有明(2006年から共学校になるという条件で)、淑徳巣鴨、東京農大第一、山手学院、獨協埼玉、工学院大学附属、公文国際学園、穎明館、共栄学園、明治学院、春日部共栄。

◆ また、4つの学校カテゴリーの分布の割合は、【グラフ−2】の通りになった。

(※)
(1)自己実現プログラムを自覚的に実施しているか。自己欲求から自己実現へ。
(2) 教師は創造的コミュニケーション能力を発揮しているか。
(3) 時代の新しい文化に考えをもって対応しているか。
(4) 論文指導は、大学の卒業論文を超えるものであるか。
(5) 授業はプログレッシブな要素を包含しているか。
(6) プログレッシブな方法を導入した総合学習を他の教育活動に有機的に結合しているか。
(7) 英語教育は現地校で耐えられる英語力を養成できるものになっているか。
(8) ITはあらゆる教科で活用できる環境になっているか。またその環境を活用しているか。
(9) 芸術教育は、他教科に刺激を与える基礎になっているか。
(10) 進路指導ではグローバリゼーションに対応できるキャリア・デザインになっているか。
(11) 教育空間は生徒の潜在能力を引き出す空間として設計されているか。
(12) 説明会では教育理念が教育実践に具体的に展開していることが説明されているか。
詳細は→「未来を創る学校」という書籍を参照


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