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学校選択は世界を変える学習のパラダイムを踏まえて(1)

2005年5月23日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)


◆ この時期は、学校経営者の方々の勉強会や学校の研修会、受験生の保護者の方々の会に招かれて話をするチャンスが多い。学校経営者は今後の学校のあり方を戦略的に確認するための情報をあらゆる角度から集める時期だし、学校側は今年1年の方向性の確認をするための情報を集める時期である。保護者はまさに来春受験する学校の選択情報を集める時期だ。ポイントは社会において何が変わっているのか、そしてその変化をどのように受けとめ、対応を考えていくかということである。

◆ 学校側からすれば、社会の変化の影響を受けている保護者の意識の変化とその対応策が重要だろうし、保護者側からすれば社会の変化がもたらす自分の子どもの将来について知りたいし、そのような変化に積極的に対応してくれる教育力を持っている学校を選択したいということになる。

◆ しかし、実際は保護者の意識が高くても、偏差値と大学進学実績以外に選択指標がないから、積極的に新しい教育を実践している学校の姿を十分に理解ができない。学校側もせっかくすばらしい教育力を持っているにもかかわらず、それを表現する言葉や図式が偏差値や大学進学実績という指標に結果的に合わせざるを得ず、真実の姿を映し出せていない。

◆ それから保護者側も学校側も文部科学省情報や日本の新聞情報で教育の流れをつかみがちなので、世界の中で日本の私立中高一貫校がどんなにすばらしいことをやっているかに気づかない。世界に発信されている日本の教育事情は公立学校の情報であって、それに対する海外の反応しか返ってきていないのである。海外の教師が日本の私立中高一貫校の実態を知ったならば、感嘆するに違いない部分が相当数あるのだが。

◆ したがって、大事なことは私立中高一貫校の今の努力が映し出せる「学校選択」フィルターを創ることである。このフィルターには世界の教育の変化とそれに基づいた子どもたちの未来のあり方を読み解く仕掛けもセットされていなければならない。この提案として≪学校選択リテラシー≫について今まで話したり書いたりしてきたし、今後も展開していく。その1つの活動が今年からスタートする≪未来を創る学校≫セミナー(参照→http://eri.netty.ne.jp/)である。また、≪学校選択リテラシー≫については、ホンマノオトの「学校選択傾向〜学校選択リテラシーのすすめ」(http://eri.netty.ne.jp/honmanote/selection/2004/1227.htm)を参照していただきたい。

◆ 社会のパラダイムの変化とそれに伴う学習の変化のイメージは【図−1】のようになるが、これについては次回少し説明したい。


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