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2003年11月公開模試から〜首都圏女子の受験校(1)

2003年11月27日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)


■ 1月中の女子の中学受験校の中で人気校を見てみよう。和洋国府台女子は、1回、2回ともに前年比増。同校のホームページの「和洋通信」(http://www.wayo.ac.jp/Konodai/TYUHP/news/2003/index.html)をご覧あれ。いかにきめの細かい教育が行われているか、そして明るく活発な生徒が多いかがよくわかる。シンプルな和洋国府台女子の学校の先生自身による表現は、先生方の意識の高さの証でもある。

■ 春日部共栄の1回目の志望登録者数は、前年比134%。同校はお花茶屋の共栄学園とともに、完全なPタイプスクール。進学指導カリキュラムもアートやスポーツや新しいプロジェクト学習なども充実。生徒1人ひとりは、自分の持っている創造的才能を思い切り生かすことができる。

■ 千葉・埼玉エリアは、Tタイプスクールが多い。このタイプの学校で人気が高いのは、浦和明の星女子、市川、江戸川学園取手、国府台女子学院、大妻嵐山などである。Pタイプスクールで前年比増なのは、渋谷教育学園幕張である。

■ 2月1日の午後入試。男子同様、午後入試で勢いがよい学校は、将来的に有望な学校である。カリタス女子、関東学院六浦、中村、川村、自修館、横浜女学院、東京女子学園、東京家政学院が前年比増で、ほとんどがPタイプスクール。

■ カリタス女子と東京家政学院は、本来は午前入試で十分人気が出る学校である。カリタス女子は、本格的な小論文指導が早すぎたのかもしれない。もう15年以上も前に、今騒がれているような表現力指導を確立していた。再び同校の実力を認める保護者が増えることは必至だろう。

■ 東京家政学院も、今の桐朋の音楽教育の基礎を作ったり、デモクラティックな女子教育の基礎を形作ってきたパイオニアであるが、その学校の理念を時代に適合化するチャンスを逸してきたのかもしれない。しかし、実際に行ってみるとわかるように、良質の教育が実践され続けている。

■ 中村中もPタイプスクール。進路指導カリキュラム、音楽教育、スポーツ教育とどこも輝かしい実績を出している。教育空間も独特。足を運んだたいていの保護者は、その近代的建築と日本の文化を融合したキャンパスに深く興味を抱く。音楽教育という点では川村も同様である。

■ 横浜女学院は、ここ数年教育改革を成功させてきた実力校。これからの世界はコンピュータ・サイエンスと英語のテクノロジーは欠かせない。その両方を前面に出してきた。しかしそれなら他にも同様の学校がたくさんある。どこが違うのか。それはPCも英語も技術としてのみならず思想を加える教育にするのを怠らなかったからだ。PCも英語も普遍思想を伝える道具としてアクティブに活用したキリスト教学校の巧みさだったのである。

■ 東京女子学園も、横浜女学院と同様に英語とPCの学習プログラムが優れている。ただ横浜女学院と大きく違うのは、教育の理念は日本流。この日本流が同学園の英語教育をたいへんな独自のプログラムにしている。社会や国語が英語教育とうまく連携しているし、ネイティブ・スピーカーと日本人の英語教師のチームワークもよい。日本人陣営の英語教師の実力が相当なものであることが決定的な力なのだろう。都市型学校で、将来は最もアメリカの大学に近い日本の私立中高一貫校になるかもしれない。

■ 自修館については、このシリーズの男子編(2)を参考のこと。(http://eri.netty.ne.jp/honmanote/selection/2003/1118.htm



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