![]() |
|
|
2003年11月公開模試から〜首都圏男子の受験校(4) |
|
2003年11月20日 |
| ■ 2月1日の午前入試の続き。開成、麻布、武蔵、桐朋、慶応普通部、駒場東邦以外にももちろん注目されている学校はたくさんある。中でも海城学園などは、本来なら桐朋、慶応普通部と肩を並べてもよいはずである。中3の卒業論文などは、麻布の論集や桐朋の自由研究に匹敵する力作が並ぶ。同学園からは、東大、早慶上智といった一般的に超難関大学と呼ばれているところにも多数進学している。
■ 単純に、2003年の東大、早慶上智の合格者数を桐朋や駒場東邦と比較しただけでも、実は海城学園の方が人数は多いのである。しかも、ここ数年アメリカの大学に進学する生徒が続いているが、その大学がコーネル大学など超有名大学なのだ。いわゆるアイビー系列。この価値がわかる塾関係者や教育関連のマスコミ関係者があまりに少ないために、海城学園の教育は適切に脚光を浴びない。 ■ アカデミック・プログラムとアート、スポーツ・プログラムの有機的結合と表現力や本格的に英語で考える力を養うプログラムがさらに結合するように仕掛けられているのだろう。こういう学校を見逃してはいけない。 ■ 青稜や自修館は、午後入試で人気のある学校であることは、先に述べたが、午前入試でも注目を浴びている。この全く対照的な学校が人気があるというのだから、保護者のニーズも大きく2つの種類があるといってよい。しかもこのニーズは学校選択の際の2つの柱でもある。青稜は、駒場東邦のタイプに組みするだろうし、一方自修館は、その教育のベクトルや環境に関するビジョンなどにおいて、どちらかというと麻布、武蔵、開成、海城、慶応普通部に組みするだろう。前者をTタイプ、後者をPタイプと呼ぶことにしよう。 ■ 2月1日Tタイプで注目を浴びている学校は、今まで述べてきた学校以外に、攻玉社、巣鴨、桐蔭、早稲田中、城北、桐光などが挙げられる。Pタイプで人気のある学校は、湘南学園、世田谷学園、早稲田実業、聖学院、獨協、東海大相模、芝、日大付豊山男子部、サレジオ学院、逗子開成である。どちらのタイプがよいとかわるいとかということではないが、今まで、Tタイプという一種類のタイプの枠組みの中にPタイプの学校が強引に押し込められて比較されてきたことが問題なのである。もちろん、こんな粗雑な2つのタイプだけではなく、本当はもっと多様なタイプ分けがあるのであるが、まずは1つの理想的なタイプの学校から、実際には複数の理想の学校があってよいのだという認識に立つところから始めるには、2タイプに分けてみるところから始めるのも1つの新しい学校選択認識の枠組みを作る方法なのである。 |
| 学校選択を考える 目次へ |