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2003年11月公開模試から〜首都圏男子の受験校(3) |
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2003年11月19日 |
| ■ 2月1日の午前入試を見てみよう。午前入試とは、いわゆる一般試験。言うまでもなく、従来から実施されてきた試験である。2月1日といえば、開成、麻布、武蔵、桐朋、慶応普通部、駒場東邦の動向が、毎年のように注目を浴びる。開成は、決してある週刊誌が強調するような東大受験予備校ではない。かなり幅広く深く学問をする環境が整っている。図書室、大名庭園の痕跡、クラシック演奏の準備のための部屋、あの大運動会を実施するグランド、化学室の仕掛けなどなど教育空間にも開成の教育の創意工夫=質が表れているぐらいだ。
■ 麻布や武蔵も開成に劣らず探求型の学校であるが、その自由な精神に、今の保護者がついていけない。だから開成とは逆に人気が少しない。しかし、日本を代表する私立学校が開成なら、イギリスやアメリカの私立学校を超える私立学校として麻布や武蔵は存在するだろう。教育にグローバルな視点が本格的に根付くとき、両校は再び脚光を浴びるに違いない。 ■ 慶応普通部や桐朋も人気がある。この両校も労作展や夏の自由研究に代表されるように探究型の学校である。慶応普通部は明白にアメリカ型の教育を導入している。桐朋は開成同様日本の私立学校の代表選手だ。 ■ これに比べ駒場東邦は、無難な一流校である。今の保護者の最大公約数が入学させて一番安心な学校である。マズローの欲求5段階説にたとえれば、自己実現一歩前までは十分に進むが、そこから先は躊躇する人材が多いだろう。5番目の段階は、IBMやマイクロソフトがエジソンやアインシュタインのような人材のようだという意味をこめてクレイジーと好んで名づける段階である。多くの日本人の常識からいくとこの領域は触らぬ神になんとかだ。 ■ しかし、駒場東邦の人気は横ばいである。かつてのような躍進が感じられない。保護者は、時代の行方をしっかり見ている。今後駒場東邦はどう変化するのか。わが国はもはや高度経済成長は望めない。この20世紀後半の日本型経済成長のリーダーの師弟に人気があったのが駒場東邦だ。同校の腕の見せどころのときがやってきたのかもしれない。 |
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