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2003年11月公開模試から〜首都圏男子の受験校(2) |
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2003年11月18日 |
| ■ 2月1日の午後入試を見てみよう。この日、午後入試を実施する男子校と共学校は32校。この午後入試はここ数年定着してきた。私立学校が開発した画期的作戦だ。受験生にチャンスを開くと同時に、午後入試を行う学校のリストに入ることで、学校に興味を持ってもらえるという効果もねらえる。
■ さらに、午後入試が午前の入試に影響を与える学校もある。つまり両試験の相乗効果をうまく活用できる学校が出てきた。藤嶺藤沢、京北、関東六浦、自修館、青稜、湘南学園、郁文館、目黒学院などは昨年より志望者を増やしている。 ■ 午後入試を実施している学校は、いずれは午前入試一本化を考えているはずだから、今、午後入試の中で志望者を多く集めている学校は、偏差値システムとは違う尺度で注目を集めている将来有望な学校なのである。 ■ 実際、藤嶺藤沢は独特の教育を実施している。男子生徒が茶道をやっている姿は、あまりイメージできないだろうが、同校では茶の道を男子に経験させる。お茶の世界は、あらゆる俗的な世界を瞬間ではあるが超越する。小さな世界から大きな世界を見る体験である。この体験が自己を、社会を理解する精神につながる。 ■ 京北もおもしろい。川合正校長の「丁寧なコミュニケーション」の授業はあまりに有名で、開成を始め、他の多くの私立学校から講演依頼が殺到する。また川合校長は、東京大学と千葉大学の教育心理学の教授や大学院生と共同研究を進めている。カウンセリングマインドを授業にいかに生かしていくか、実践と理論の両面から日々検証している。生徒たちは1人ひとりのびのびと成長し、進学の結果にもつながり始めている。子供の成長を第一に考えている保護者の方は、一度足を運ぶことをお薦めする。 ■ 自修館中等教育学校も実に質の高い教育を構築している。先生方も若々しいし、生徒1人ひとりを丁寧に見守り、「探究」というキーワードをもとに、独特のカリキュラムを作っている。今までの受験勉強中心の進学校とはかなりイメージが違う。説明会に足を運んだ保護者は、その強烈に新しい考え方、理念と実践に魅了されるという。カウンセリングマインドを大事にすると同時に、自らの教育と社会の動向をチェックする社会学的視点も持っている優秀な先生方が多いのも特色だ。生徒たちの内面と知性の発達を統合した教育環境として最もクオリティの高い学校なのである。 ■ 関東六浦、青稜、湘南学園は、伝統的な教育をベースに進学実績を伸ばしている学校であり、安心のできる学校である。郁文館は、経営者が変わり、学校の姿勢がさらに前向きになった評判の高い学校である。民間の経営者、弁護士校長の登場は、マスコミを騒がした。同校はもともと進学実績もよいし、国際的視野の広い教育を実践していて、生徒もたくさん集まっている。だからなおさら期待も大きい。今後の行方を見逃せない学校の1つである。 ■ 目黒学院は、上記の学校の中で、最も先を行きつつ(この点に関してはすべての男子校の中で先を行っているだろう)、進学実績を出す伝統的なカリキュラムも充実させている。新しくできたカフェテリアは、海外の高級ホテルのロビーを想像させる。日本という社会を背負いつつ、海外で活躍する人材を輩出するためのプログラムの象徴でもあるのだろう。このシアトルを中心とするUSセミナーというプロジェクトでは、アメリカで何を学んでくるかだけではなく、自分たちがアメリカ滞在中、何ができるのかにチャレンジする発信型の海外研修である。このプロジェクトは単に英語教育のためのものではない。生徒たちは、発信するための道具として英語を学ぶと同時に、通信ツールとしてインターネットをベースとするPCの技術も活用する。ITと英語を駆使したプログレッシブなプログラムと伝統的なアカデミックそしてアート、スポーツのカリキュラムが有機的に結合した最有望な男子校。それが目黒学院である。 |
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