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2003年9月25日 |
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■ かつては、共立女子、大妻、東京女学館、実践女子が国語と算数で受験できる2科目校として一線に並び、どこを選択すべきかとよく受験生を持つ保護者から質問されたが、最近は共立女子と大妻とどちらを選択すべきかという二者択一的質問が多い。実践女子は明るくて楽しそうな学校であるという点で特徴がはっきりしているし、東京女学館も、渋沢栄一の血筋である渋沢雅英館長のもとで、グローバル教育を鮮明に打ち出し、成果を上げている。つまり教育ビジョンがはっきりしているのである。 ■ ところが、共立女子と大妻は、他の2校と違うというのはわかるが、どのように違うかがなかなか見えてこないということらしい。両校とも実践女子や東京女学館よりも大学進学実績は目覚しいものがあるというのはわかる。しかしそこから先がわかりにくいということのようだ。 ■ 共立女子と大妻は、ほとんど似たような教育をやっているのではないか。進学実績の違いがあるだけではないか。そうであれば、東京大学にたくさん入れている方を選べばよいのでしょうかとなるらしい。 ■ 私の独断と偏見によると、両校は全く違う女子教育学校である。共立女子校は、女性の今後の大きな働きを展望している。未来のリーダーシップを発揮するために、徹底的に独自のアイディアを有する人材を輩出しようとしている。ITも英語もより実践的だし、思考の道具として活用している。美術作品、論文、新聞など6年間で膨大な編集作品を、共立女子の生徒達は1人ひとりデザインするのである。こんなに書いたり創ったりという発信作業をすべての教科でやっている学校は、麻布や女子学院ぐらいではないだろうか。それでいて、礼法のように日本の文化を身に染みて継承するチャンスも作っている。伝統的で先進的な教育環境を形成しているのである。6年後の進学先も男顔負けである。医歯薬系がやたら多い。芸術系も多い。 ■ 大妻の方は、大学進学指導が中心にカリキュラムが作られているという点では、附属校であるのに他大学へという先進性を感じるが、グローバルな英語もITも副次的な意味合いで、この両要素と大学受験を結合しているというようなカリキュラムには見えない。東大を頂点とする大学に進学させるカリキュラムや授業の構成になっているはずであるから、伝統的な教育環境であるはずだ。「時代にふさわしいプリンセスへと成長を遂げることを期待します」というのが教育ビジョンでもあるからなおさらだ。 ■ 共立女子が大妻より生徒数が多いといわれるが、開成と麻布ぐらいの違いに過ぎない。大妻は新校舎で勉強できると言う人もいるが、1年経てば、新しい古いは意識の中に出てこない要素である。そういう意味では、外から見える部分では、差がよく見えないが、どこかが違い、どちらも魅力的なのだ、どうしたらよいのでしょうかと保護者が思うのだから、両校ともたいした学校なのである。 ■ さて、どちらを選択すべきなのだろうか。それは保護者の考え方や価値観によるというのが回答である。強引に例をあげれば、女子学院と双葉とどちらを選択しますかに近いのではないだろうか。ともあれ、見えない部分での違いこれこそが大事なのだということだろう。 |
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