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学校選択を考える(2)〜2003年女子の私立中高一貫校選択志向

2003年7月26日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)


■ 2004年2月1日は日曜日。例年この日に試験を実施してきた多くのプロテスタントの学校は、2月2日に試験日をシフトする。特に女子校はその傾向が強い。だから、7月公開模試の志望校登録数の集計がでたものの、昨年と比べてみても、現段階ではまったく来年の動向はわからないというのが本当のところである。しかし、女子の私立中高一貫校の選択志向性は、割と安定してきたので、その確認の意味でも動向をみる価値はあるかもしれない。男子同様、志望校登録があった学校の中から入試第一回目の178の学校(首都圏の女子校と共学校から)を抽出して分析してみる。

■ そのうち46.1%の学校が昨年に比べ志望者を増やしている。男子と同様勢いがよいではないか。といってもこれは2・1サンデー効果。形式的にはたくさんの人数が受験するかもしれないが、受験生が進学する学校は1校である。しかも40人以上増えている学校は、2001年の時に比べれば半減している。学校側にとっては決して楽観できない状況と言えるかもしれない。とにかく、男子同様の理由で、20人以上の志望者を増やしている学校を列挙してみよう。

■ 女子学院、浦和明の星女子、立教女学院、桜蔭、双葉、市川、鴎友学園女子、西武学園文理、吉祥女子、東洋英和、大妻、春日部共栄、大妻嵐山、横浜共立学園、普連土学園、捜真女学校、頌栄女子学院、玉川聖学院、早稲田実業、共立女子、恵泉女学園、日本女子大附属、渋谷教育幕張、横浜双葉、桐朋女子、公文国際学園、山手学院、星野学園、横浜女学院、和洋国府台女子、聖望学園、神奈川学園、東邦大東邦、慶応中等部、日本大学、関東学院。

■ 上記36校を男子同様4つのグループに分けてみる。(A)校風や教育の内容と進学実績の両方が魅力 (B)校風や教育の内容が魅力 (C)大学合格実績が魅力 (D)2月の東京、神奈川受験の前に受験できる。この4つで分類してみると、次のような割合になった。

A B C D
33.3% 52.8% 2.8% 11.1%

■ 圧倒的にA型、B型が多い。女子の私立中高一貫校の選択志向性は、完全に教育内容のクオリティということになる。一方20人以上志望者数が減っている学校については、男子とは違い、すべて2・1サンデー効果の煽りを受けているか、隔年現象かのどちらかで、秋にはやはり復調してくるであろう。まったく問題ないのである。ここで特に学校を列挙する必要はないだろう。いずれ各方面からわかるはずである。

■ さて、男子同様、帰国生対象の入試動向はおもしろい。横浜女学院、湘南白百合学園、共立女子、白百合学園、三輪田学園、頌栄女子学院、跡見学園、江戸川女子、東京女学館、学習院女子、成蹊、洗足学園、日本女子大附属などが、現時点で注目を浴びている。やはりいずれも英語教育以上の世界コミュニケーションの教育を豊かに展開している学校であるし、教育というより国際交流に対する独自の哲学を持っていると言った方がよいところばかりである。こういう女子校を選択できる先見性を持った保護者は確実に増えているのではないだろうか。



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