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2007年中学入試はやはり厳しかった〜結果R4分析で検証

2007年3月28日
by 本間勇人

◆ 2007年入試は、空前の中学受験生数58,000人と言われ、ここ数年に比較して、受験生にとっては厳しかった、難しかったという実感があったと言われている。また多くの塾の責任者も、教え子たちの行方について、受験真っ最中の時期の面談が多かったと振り返っている。

◆ センター模試の結果R4(センター模試受験生の年間平均をベースに、実際の合格率80%ラインを算出。R3は合格率50%)の昨年との比較による上昇・下降を見ても、女子選択校(女子校・共学校)で昨年よりR4が下降した入試は、34.7%。男子選択校(男子校・共学校)の場合は、30.8%だから、受験の時期は、相当難しいという空気や感覚があったことが裏付けられる。

◆ ただし、今まではR4の上昇・下降だけでだいたい入試の様相は描かれていたのだが、今年はどうやらそれだけでは描ききれないというのが、中学入試情報部門やセンター模試のスタッフの感覚のようだ。R3も考慮にいれなければというのである。

◆ そこでこの感覚を検証すべくセンター模試からデータを提供してもらい、私なりに分析してみた。分析手法は、【表1】のとおりである。@昨年入試の結果R4と今年の結果R4を比較し、上昇・不変・下降というカテゴリーに分けた。A昨年入試の結果R4と結果R3の差を出し、今年のものも出してみた。そしてその差を幅とし、R4−R3の幅の差をさらに出した。これによって、幅が縮小したのか、不変だったのか、拡大したのかがわかる。B分析対象は女子選択校は470件の入試(学校数より多いのは複数回数を実施している学校が多いからである)、男子は435件で、日本全国の私立・国立・公立中高一貫校の中学入試を対象にした。首都圏はいずれ独立して出してみたい。

◆ 【表1】を見ればわかると思うが、結果R4が上昇し、幅が縮小したというマトリックス表Bの部分は、高い偏差値レンジに集中して合格しているというわけだから、相当難しかったに違いない。逆にマトリックス表Fは、結果R4が下降し、なおかつ幅が拡大しているのだから、偏差値が仮に低くてもかなり合格しやすかったということになる。

◆ こうして見ていくと、難しいと感じているはずのマトリックス表AとBの部分において、女子選択校は22.1%、男子選択校は25.1%ある。逆に易しいと感じているはずのマトリックス表FとGの部分において、女子選択校は11.9%、男子選択校は13.8%ある。従来であれば、R4の上下がない場合は、難しさも不変であったはずであるが、今年はR4とR3の幅が縮小しているところが意外と多い。この部分(E)は、感覚的になぜか難しいと感じたところだろう。

◆ このように、難しかったと感じる学校の方が易しかったと感じる学校の倍くらい存在していたわけだし、変化がないはずのところで、難しさを感じる状況があったわけから、なるほど受験生にとっても、塾の責任者にとっても、これは相当難しかったであろう。もちろん受験の真っ最中に、生徒や責任者は、分析的にこの感覚を認識してはいなかっただろうが、今年の当事者の意識というものは振り返ってみても確かにそうであったということになる。

◆ 難しいというマトリックスの部分に入る学校、易しいというマトリックスの部分にはいる学校については、引き続きセンター模試のスタッフにインタビューを続け、その様子はNetty LandのHot Newsで報告したい。

※ Netty LandのHot News →http://blog.netty.ne.jp/hotnews/





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