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中高一貫校の時代性【5】

2006年3月14日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)

◆ 進学レーダー最新号(2006年4月)はおもしろい。特集記事のテーマは「うちの子には、どんな中高一貫校が合っているの?」。まさに中高一貫校の時代だ。おそらく進学レーダーは昨年からこのキーワードを使い始めているはず。中高一貫校の時代性を映しだす中学受験雑誌として貴重なツールの1つである。

◆ 中高一貫校の時代性の特徴は、「ソフトパワーの育成」と「学校選択基準の模索」、そして「グローバリゼーションへの視野」だと思うが、進学レーダー最新号が挙げている学校選択の視点にもそれは反映している。

◆ 進学レーダーでは、学校選びを大きく2つの視点で分類している。1つは「どのようにチカラがつくか」で、もう1つは「どのようなチカラがつくか」である。前者の詳細項目は5つで、@自主性と面倒見の違い。A男子校、女子校、共学校の違い。B大学付属校、半付属校、進学校の違い。Cカトリック校、プロテスタント校、仏教校の違い。D伝統校かニューウェーブ校の違いを設定している。

◆ 後者の「どんなチカラがつくか」についても詳細項目は5つ。@海外で活躍するチカラ。A研究者になるチカラ。B体験学習を通して身につける本物のチカラ。C音楽や美術など芸術のチカラ。D行事やクラブで身につけるチームのチカラ。

◆ この「どんなチカラがつくか」はソフトパワーやグローバリゼーションへの視野を身につけることができる学校選択の視点として役にたつ切り口だ。また「どのようにチカラがつくか」は、学校の物心両面の教育環境を選ぶうえで役に立つ学校選択の1つのものさしである。

◆ 進学レーダーの情報の充実さと卓越さは、この10の詳細項目それぞれについて、学校のケースを紹介している具体性にある。膨大な量の紹介だが、写真とコメント付きで紹介している学校は171校もある。これはすごい。ただし、それぞれの項目の典型的な例として紹介しているのであって、ある学校がその項目だけしか特徴がないということではもちろんない。この辺は補いながら読んでいく必要がある。4月の保護者会では「進学レーダーの読み方」にチャンレンジしてみたい。



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