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| 麹町学園女子のアイデンティティの浸透 |
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2006年2月2日 |
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◆ 麹町学園女子の人気がここ数年上昇していることについては、「ホンマノオト(1月26日)」で述べたが、その理由について、さらに確信した点を補足しておきたい。それは、学園を訪問した時に、今年で2年目の若い先生が校舎を案内してくれたときに感じたのである。 ◆ 一般に他の学校で校舎を案内していただくとき、各部屋の機能を重点的に説明してくださるケースがほとんどだが、麹町学園女子の若手の先生は、それぞれの部屋の機能に加え、教育理念や学校の歴史まで説明してくれたのだ。さらには生徒たちがどのような活動をするのか静かな情熱をこめて語ってくださった。 ◆ これはつまり、物理的な箱としての校舎の話ではなく、学校の理念や歴史と生徒たちの成長が1つになっている学びの時空の話を語ってくださったということなのだ。まだ2年目の若手の先生が、である。そしてさらに改めて感じ入ったのは、この学びの時空を案内してもらっているときに、出会う校長先生、教頭先生をはじめとする多くの先生方のやわらかい物腰。もてなしの心が伝わってくるのである。 ◆ たいへん心地よい気持ちになれたのは、いったいなぜだろう。そう思いながら帰途についたのだが、もう一度振り返って校舎を眺めてみた。するとそのファサードは、法隆寺宝物館のようにシンプルで近代合理主義的建物でありながら、茶室を思わせる佇まいに似ていることに気づいた。 ◆ 茶室のインサイドとアウトサイドの空間の伸縮性には、日常の感性から非日常の感性にシフトさせる仕掛けがあるのだが、なるほど、麹町学園女子の教育空間にはそういう仕掛けが設定されている。この仕掛けについて、若手の先生から校長先生までが共有して、実用しているのである。学内全体でアイデンティティを共有し浸透させていることが、学校選択者にとっては重要だ。それが教育空間にやどっているのが麹町学園女子なのである。
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