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| 自修館中等教育学校の入試問題の卓越性 |
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2005年10月19日 |
| ◆ 自修館中等教育学校は「探究」という6年間を通じた学習プログラムを確立している。国内から海外まで多様なグローバルフィールドで体験をし、好奇心と探究心、発表する勇気を育て、社会への問題意識・政策提案などの成果をあげている。もちろん、大学進学実績向上のためのプログラムも徹底していて、両方のベクトルが大きな合力を作り出している。
◆ そういう6年間一貫のプログラムがあるため、学校の教育の顔である入試問題は、2つのタイプの問題がきちんと出題され、毎年興味津々。つまり知識の体系を問う問題と「探究」型の問題の両方が出題されるのだ。 ◆ たとえば、2004年の国語では次のような問題が出題された。
◆ 選択判断とその根拠、かつ発想の転換というまさに好奇心、探究心、表現力を要求している問題。一般的には「絵」の方が選択判断しやすい。もちろんどちらも根拠が明確であれば得点は獲得できるだろう。 ◆ しかし、あえて「写真」を選んだ場合どうなるだろう。根拠を作品に求めるのではなく、脳内のメタ的な視点に求めるのでなければ、「絵」を乗り越えることができないだろう。「絵」に比べ客観的な作品にできあがってしまう。それがゆえに感動という気持ちが「写真」にはこめられない。しかしその短所が、逆にメリットに裏返る。感動は作品にやどるのではなく、本人の記憶の中にある。記憶を呼び覚ますのは、本人が世界を切り取る視角だ。「写真」の命は映像そのものではなく、映像を作り出す視角なのだ。などなどこの問題はたいへんおもしろい。認知科学やアフォーダンスの理屈を、そんなことを知らない生徒たちが自らの力で構築してしまうチャンスが存在するのだ。 ◆ こういう入試問題は、詰め込み学習ではとても解けないだろう。答えは1つではなく、知の海に開かれている。脳みそは汗をかくだろうけれど、考える楽しさもある。入試問題が受験勉強を変える。受験地獄という言葉は遠い昔の言葉だろうが、受験勉強の根底にはまだそういうイメージが残っている。しかし、自修館中等教育学校のような問題がガンガン出題されれば、そのようなイメージを払拭できる。ところで、このような問題が全面的に出題されているのが、OECD/PISAでデザインされている問題。なるほど自修館中等教育学校はグローバルな学校である。 |
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