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| ≪未来を創る学校≫の条件(3) |
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2005年9月15日 |
| ◆ ≪未来を創る学校≫が輩出する未来を創る人材とは、リチャード・フロリダ(ジョージ・メーソン大学教授)によれば、3T(Technology、Talent、Tolerance)の条件を有するクリエイティブ・クラスに属する人材であると前回述べた。この動きが浸透していることを示す幾つかの証しがある。
◆ たとえば、企業の顧客に対する考え方。最近では顧客満足度を満たす顧客中心主義的なサービスが重視されている。医の領域でも、医者の臨床体験値が重視され、患者中心主義のための医師教育が各医大で実施されている。その名もチュートリアル教育。米国ハーバード大学で進化した手法だ。心理学の領域でも臨床心理学が重視されている。そして教育の領域では学習者中心主義という考え方が少しずつ広がりつつある。学習者中心主義は学習カウンセリングを生み出している。 ◆ これら顧客中心主義、患者中心主義、学習者中心主義に共通する考え方は、臨床の知。1992年すでに中村雄二郎教授が岩波新書で「臨床の知」という哲学的フレームワークを世に出した。89年というベルリンの壁崩壊以降、ライフスタイルやものの見方は転機を迎えたのは言うまでもないが、とにかくピラミッド型の支配−被支配の関係から双方向に語り合う創造的コミュニケーション行為関係にシフトした。 ◆ 言葉も行為も他者を受け入れるスタイルも大きく変わる兆しは、21世紀も5年が過ぎた今、現実化しつつある。学習者中心主義は、生徒を甘やかすことだなどと語るとするとそれはもはや3T(Technology、Talent、Tolerance)の条件に反することになる。学習者中心主義は3Tという条件がなければ実現しないからだ。コミュニケーションにはまず3T。その前提があれば、抑圧的な言動は、相互に認め合う評価に変容する。評価を相互に受けいれられるコミュニケーションスタイルになれば、自ずと次に何を成せばよいのか気づきが生まれる。平和はコミュニケーション行為のスタイルを変えねばやってこない。ファシリテーター、コーチ、チューターとはこういう気づきが生まれるようなコミュニケーション行為を展開する。私たちが育成しているLA(Learning Advisor)もこのような創造的コミュニケーション行為のロールプレイをする。 ◆ このLAを活用しつつ協働してLAを育成し、このLAエンパワーメントを学校文化に浸透させようという≪未来を創る学校≫がたくさん生まれつつある。その集いのセミナーが9月19日、本田技研工業株式会社で行われる。プレゼンテーションする学校も、参加する学校も≪未来を創る学校≫である。そしてそこでプレゼンテーションする生徒たちもまた≪未来を創る人材≫である。申し込みは本日15日で締め切った。満席である。未来に希望を抱く活動が着々と広まっている。 ※ 参考→第2回≪未来を創る学校≫セミナー (つづく) |
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