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和歌山県教委の動き〜国語力向上を目指し小中学校の連携研究

2005年3月7日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)

◆ 毎日教育メール(2005年3月7日)によると、和歌山県教委は2005年度から国語力向上のための小中学校連携研究を始めるそうだ。7地域16校を指定。読解力・考察力・表現力などの向上を目指す。各校の担当教諭と県教委、有識者などで国語教育推進協議会を設置。各校それぞれが創意工夫をするようだ。その成果は、年度ごとの研究発表会で情報開示されるようである。

◆ OECD/PISAの調査対象は15歳であるから、小中で読解リテラシーなどを強化しておくことは実に効果的だ。そういう意味では時流に敏感な木村和歌山県知事のおひざもとだ。しかし、今回の国語力向上は、OECD/PISAのためではないだろう。

◆ 和歌山県政は、都市と田舎(自然)の交流を中心に人・もの・金の流れを大きく作り出そうとしている。都市は何も日本の大都市のみを指しているのではない。国際的な都市も射程に入っている。1971年ぐらいまでは、貿易と金融の都市が国際都市の条件だったが、変動相場への移行とネットの普及で、グローバルシティの概念が生まれてきた。それはもはや従来のシステムとは全く違う時間と空間を克服する交流・金融システムである。

◆ だから和歌山県教委は、エコだとか英語に力を入れてきた。しかし、ここにきてこの新グローバルシティ化に向けて、世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」を活用し、外国人観光客倍増計画を立てる以上、日本文化・歴史を理解する和歌山県民の国語力が是が非でも必要になってきたのであろう。

◆ 地方自治体が、自らの自治体社会を市民と共に築き上げていこうとグローバルな視点で動き始めている潮の流れが垣間見ることができる教育的活動である。その研究会活動の内容がある程度明らかになった時点で、ぜひまた大いに情報公開して欲しい。有識者の間には、活動的読書プログラムを実践しているアニマシオンのグループも入れてもらいたいものである。


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