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白梅学園清修中学校設置申請開始
〜≪未来を創る≫新しい学校として期待

2005年2月15日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)

「21世紀の女子教育を考える会」のメンバーの中で、白梅学園のみが中学校を設置していなかったが、ついに来年2006年4月白梅学園清修中学校(以降「白梅清修」と表記)を開校する予定のようだ。2月14日、設置の計画承認が審議会の方から降りたようである。学校設置認可申請中の段階に入ったということだろう。私立中高一貫校の市場には、すてきなバレンタインデーのプレゼントとなったのではないか。

◆ というのも白梅清修は、子どもたちや世界の≪未来を創る≫新しい私立中高一貫校の建設に意欲を燃やしており、クオリティーの高い教育とそのプロセスの結果として大学進学実績も十分に出るようなプログラム制作のためのリサーチや研究を重ねてきたようだからだ。

◆ 桜に先駆けて咲く清らかな凛とした白梅のように、新しい21世紀の教育の道を拓く教育を生み出すための努力は紆余曲折たいへんだったに違いない。しかし、それを見事にまとめあげ、現実化する力が白梅清修の教職員の中に存在しているということは、私立中高一貫校市場をさらに活性化させる契機となろう。

◆ 設立準備を担っている先生に電話でインタビューしたところ、

(1) 学校建築のトップデザイナーと教職員が議論を重ねて、生徒のために最高の機能をもつ新校舎を建築する予定だそうである。フランク・ロイド・ライトやバックミンスター・フラーのような教育と建築と創造を結びつけることができるデザイナーとコラボレーションしているという話だ。実に興味深い。
(2) 生徒1人ひとりの心身の発達段階に応じたサポートも考えている。たとえば、中学1〜2年の段階では、授業時間では大部分を国語・数学・英語にあて、放課後は生徒1人ひとりに応じた、より発展的な奥行きのある学習の時間にあてるそうだ。知識と知恵の結合を教育活動において可能にするということだろう。特に知恵の深化は、論文編集指導に力点をおくようだ。
(3) 部活動にたいする考え方も大変興味深い。詳細はお楽しみにということのようだが、大会で優勝することを目指すものではなく、心身のマネジメントを学ぶ機会にするというグローバルスタンダードなクラブ活動が想定されているようだ。ストレス・マネジメントは身体を使うことや創作活動などが有効であることは今では誰でも知っていることだが、従来の部活はどうもそういう意味の機会ではなかったのも確かである。ストレス・マネジメントはクラスの雰囲気や学習環境を自ら整える際にも重要なポイントで、こういうところも視野に入っているというのは新設校ならではである。ともかく白梅清修の新しいクラブ活動のアイデアとはどんなものなのだろうか。興味津々である。
(4) 英語には当然力をいれるが、第1のポイントは、イギリスやアメリカの授業で使用されているテキストを集めて研究し、今までの日本のテキストや教科書にはない独自の視点で編集したオリジナル教材を作成するそうだ。また、海外研修や留学も、EU諸国をターゲットにあてるという。英語を学ぶのは当然であるが、英語で国際的な活動をしていくキャリア・デザインのきっかけとしては、英米圏、EU圏、BRICs圏全体を視野におきたいというのが趣旨らしい。あまりに広大な話だが、きっと私立中高一貫校を選択する保護者には通じる考え方だろう。
(5) 各教室でIT機器を活用できる環境を作るそうである。常にグローバル・ブレインとコミュニケーションをとり、探究していく授業を形作っていくということだろう。ITの進化に伴い情報化社会ではシンボル分析の能力が必要だと言われている。それを中高時代に養えるわけである。
(6) しかしなんといっても大事なのは教師の力量であり質であると。教育の質を高めるため、教師の心得(コンプライアンス)をつくって公開したり、おもしろい研修も独自に実施していくということだ。OECD/PISAの調査で、日本では、教師が原因でクラス運営の雰囲気が悪くなり、そのために生徒たちの発達が阻害されている可能性があるという結果が報告されている。白梅清修ではそれとは逆に教師と生徒たちの創発的なコミュニケーションをつくっていくことを重要視していくということである。

◆ インタビューをしながら、これは≪未来を創る学校≫のイメージそのものではないかと感じ入った。実際には授業を拝見してみなくては判断がつかないが、期待を抱く私立女子中高一貫校構想であることは間違いない。


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