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■ 教育空間は、学校選択の1つの要素である。どこだって、勉強はできるのだから、校舎や教育空間なんてどうでもよいとは、誰も思わないだろう。マズローの欲求五段階の図式に従って考えてみると、生理的な欲求にきちんと対応でき安全管理も行き届いているということは基本である。自分の居場所や自分の存在をアピールできる空間があるということも必要だ。このような欲求を満たしてくれる可能性を校舎から強烈に感じられる学校を、昨年の学校説明会に参加した保護者のアンケート分析から並べてみると、以下のような表になるが、かなり実態に即した結果だと思う。こうした欲求を満たせる校舎と保護者が判断した学校の校舎は、新築やリフォームのものが多いのは言うまでもない。
● 表A 生理的欲求・安全欲求・所属欲求・承認欲求を満たせる校舎ランキング
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男子校 |
女子校 |
共学校 |
| 1 |
暁星 |
洗足学園 |
江戸川取手 |
| 2 |
攻玉社 |
品川女子学院
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桐蔭学園 |
| 3 |
武蔵 |
大妻多摩 |
早稲田実業 |
| 4 |
芝 |
大妻 |
専修大松戸 |
| 5 |
明大中野 |
豊島岡女子 |
世田谷学園 |
| 6 |
栄光学園 |
東京女学館 |
成蹊 |
| 7 |
慶應普通部 |
雙葉 |
開智 |
| 8 |
麻布 |
光塩女子学院 |
神奈川大附 |
| 9 |
武蔵工大附 |
実践女子 |
森村学園 |
| 10 |
立教新座 |
学習院女子 |
桐光学園 |
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■ さて、マズローによれば、内発的なモチベーションを燃やし続ける欲求は、自己実現欲求である。この欲求を満たす教育空間があることに気づく保護者も多い。何気なく歩ける庭園にそれを感じたり、茶室やコミュニケーションスペースにそれを感じたり、講堂やチャペルにそれを感じたりするようである。自分を見つめたり、ある発想を生み出したり、五感を研ぎ澄ませたりする教育空間の存在は、私学ならではの特徴である。そして、そこには、私学の理念が顕在化していて、伝統と自分を一致させる重要な仕掛けにもなっている。保護者が自分の子どもの自己実現のきっかけになる教育空間を有している学校として反応が高かった学校は次の表のようになった。この場合、新築であるかどうかはあまり重要ではないようだ。
● 表A 自己実現を満たせる教育空間を有している学校ランキング
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男子校 |
女子校 |
共学校 |
1 |
本郷 |
三輪田 |
青山学院 |
2 |
法政第二 |
実践女子 |
栄東 |
3 |
攻玉社 |
国府台女子 |
江戸川取手 |
4 |
立教新座 |
大妻 |
国学院久我山 |
5 |
早稲田 |
香蘭女学校 |
公文国際 |
6 |
明大明治 |
吉祥女子 |
渋谷学園幕張 |
7 |
武蔵工大附 |
学習院女子 |
東邦大東邦 |
8 |
海城 |
フェリス |
桐蔭学園 |
9 |
武蔵 |
洗足学園 |
渋谷教育学園渋谷 |
10 |
郁文館 |
調布 |
桐光学園 |
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